筆者はこの原稿を書くまでの5日間、Apple Watch Series 2 アルミニウムケース スペースブラック 42mmを装着して過ごした。
これまでの1年半、Apple Watch スペースブラック42mmを使ってきたという前提から、Apple Watch Series 2の魅力に迫りたい。
Apple Watch Series 2は、朝から装着して、朝のメディテーション、仕事、昼休みにGPS+ワイヤレス音楽再生の30分のウォーキング、午後の仕事と夕方の散歩、そして夜寝ながらの睡眠計測をこなす。
充電せずに寝ても朝起きたときにはバッテリー残量は45%以上で、翌日同じような1日を過ごして帰宅するまで夕方までは、軽く電池が持つようになった。 それでも、筆者の手元にある自動巻き機械式時計のような「充電不用」というわけにはいかない。しかし、前述のように、夜ベッドでのApple Watch活用の可能性が開けた点は、大きな変化をもたらした。
もう一つの魅力である防水機能は、風呂では試せたが、残念ながらプールに泳ぎに行くことはできなかった。サンフランシスコ周辺は、日本に例えれば秋が深まった頃の陽気。屋外プールはさすがに寒すぎるので。
さて、第一印象をお伝えした後で、Apple Watchのラインアップとその呼称に関する変更ついて。
これまで、ケースの素材によってラインアップを分けており、アルミニウム製で軽量と価格の手頃さが魅力のApple Watch Sport、ステンレススチールを磨き上げたApple Watch、そして非常にプレミアムなApple Watch Editionという構成であった。
しかし、第2世代のApple Watch Series 2は、Editionを残して、通常モデルとスポーツモデルは統合された。そのため製品名は「Apple Watch Series 2」だけとなり、これに続くケースの材質やカラー、サイズの表記で見分けることになる。
ちなみにこれまでApple Watch Sportと呼ばれてきた第1世代のApple Watchのみ、ラインアップに残され、「Apple Watch Series 1」となった。ラインアップはよりシンプルになったという印象を受ける。また選ぶ人にとって、アルミだから廉価版というイメージを払拭し、用途に応じた選択を促す狙いもある。