シャープは14日、モバイル型ロボット電話「RoBoHoN(ロボホン) SR-01M-W」の予約を同日から開始し、5月26日から発売すると発表した。片手で持てるサイズの2足歩行型のロボットに、Androidスマートフォン機能を内蔵。「ロボット型スマートフォン」ではなく「モバイル型ロボット電話」という呼び方は、あくまで「ロボットである」という位置づけを示している。価格は19万8,000円(税抜、以下同)。
「RoBoHoN(ロボホン)」とは
ロボホンは2015年10月に開催された「CEATEC 2015」でお披露目され、開発が続けられてきた製品。2足歩行型ロボットとしてはコンパクトながら、13個のサーボモーターを装備し、首、腕、足の関節が駆動して多彩な動きが可能。座る、立ち上がる、踊るといった動作にも対応する。
身長は約19.5cm、体重は約390gで、人型ロボットとしてはコンパクトでスーツの胸ポケットにも入るサイズ。標準的な利用で1日程度のバッテリは持つという。
最大の特徴が音声認識によるユーザーとの対話機能で、音声認識エンジンはローカルとクラウドの双方を利用するハイブリッドタイプ。クラウドを利用するため、月額980円の「ココロプラン」への加入が必要となる。通信は無線LANまたは携帯回線を利用。対話だけでなく、カメラやプロジェクターなど、ロボホンの全機能を利用することができるようになる。
携帯回線は、自身でSIMカードと回線を用意することもできるほか、シャープがMVNOとして回線を提供。データ専用として容量1GBの「ロボホンと会話を楽しむプラン」(月額650円)、音声対応では同プランで月額1350円となり、容量3GB、5GBのプランも用意される。
1年目のメーカー保証に加えて、5年までの修理代金割引などを提供する「保守パック」も用意。「ケアプラン50」は月額990円で修理料金などを50%割引、「ケアプラン70」では70%割引となる。