ソニーモバイルのAndroidスマホの新機種「Xperia Z5」が29日にドコモ、au、ソフトバンクと3キャリアから発売された。XperiaシリーズのフラッグシップモデルであるZシリーズ。その最新モデルということで、Androidユーザーにとって注目の機種だが、はたしてどこのキャリアで購入するのが一番安くなるのだろうか?

本稿では、新規・機種変・MNPそれぞれの場合で本体の実質価格がいくらになるのか、比較していこう。なお、ここで紹介するのは本体価格のみで通信費は含まれない。また価格はすべて税込である。

NTTドコモ:期間限定のキャンペーン活用で安く

まずはドコモの場合。

様々なキャンペーン割引が用意されているドコモ

NTTドコモでの購入の特徴は「月々サポート」以外にも、auやソフトバンクのようにアプリ取り放題のサービスに加入していなくとも適用される割引があること。

例えば機種変の際に10年以上契約しているユーザーには「ありがとう10年スマホ割」が適用される。新規契約のユーザーの場合とXiを利用していて10年未満の機種変ユーザーの場合、実質負担金が51,192円なのに対し、10年超の機種変ユーザーは「ありがとう10年スマホ割」で40,824円と、機種変では3キャリアの中で最安だ。

MNPの場合は、機種ごとに一定額を月額料金から割り引く「月々サポート」の割引額が新規や機種変より高くなる上に「のりかえボーナス」がついて実質0円になる。

ただし、NTTドコモで購入する際に注意したいのが適用期間。「ありがとう10年スマホ割」「のりかえボーナス」ともに11月3日で終了と、割引が利用できる期間はかなり短い。11月4日以降は、10年超の機種変ユーザーの場合は実質負担金が51,192円と10年未満の機種変ユーザーと同じに、MNPの実質負担金は10,368円になる。おトクに利用したいなら、早めの購入をおススメしたい。

また、条件がタイトなので今回の計算から外しているが、シェアパック15~30に加入することで「シェア15特割」が適用され、最大で12,960円割引になる。こちらも期間が11月3日までだが、グループでドコモを利用している場合はこの割引を使うのもよさそうだ

ドコモの場合の実質負担金の一覧。10年以上のユーザーを対象にしたプランもあるのがドコモらしい