今や繁華街などを中心に、見かけない場所はないと言えるほど普及してきた公衆無線LAN。パケット通信量を減らすのに有意義だが、有料のサービスと無料のサービスにはどのような違いがあるのだろうか。それぞれのメリットやデメリットを解説する。

モバイル回線の負荷を分散させる公衆無線LAN

有料と無料の違いの前に、公衆無線LANについておさらいしておこう。公衆無線LANとは、人々が行き交う場所に設置され、基本的に不特定多数の人が利用できるようになっている無線アクセスポイントのことだ。今や、街に出て見つかる公衆無線LANアクセスポイントの数は、ひとつやふたつでは済まない。

駅前などで探せば無数のアクセスポイントが見つかるはず。2.4GHz帯はこれだけ混雑しているという証拠でもある

3GやLTEといったモバイル回線の電波の代わりに無線LANを使うことで、ユーザーにとっては混雑するモバイル回線を回避して、パケット代のかからない高速回線が利用できる。キャリアにとっては、有限の資源であるモバイル回線の電波帯域を効率よく使えるようになる。公衆無線LANのアクセスポイントが駅や繁華街など、人が集まりやすい場所に集中して設置されているのは、このためでもあるわけだ。

公衆無線LAN自体は、各キャリアのスマートフォン契約のオプションとしても提供されており、事実上無料で使えることも多いため、多くのユーザーが利用したことがあるだろう。一方で、公衆無線LANにもさまざまな種類があり、アクセスできないものも相当あるはず。これらの違いについて正しく理解することが大切だ。