気が付いたら、最近あまりテレビを見ていない。なぜだろうか。「見れる時間帯に家にいない」「録画しても家で見る時間がない」「在宅中にテレビをつけても見たい番組がやっていない」、このあたりに原因がありそうだ。ではもし、通勤・帰宅の移動時間に、外出中のちょっとした空き時間に、あるいは家でくつろいでいる時間に、風呂に入ってのんびりしている時間に、パッと見たい番組が試聴できたら? テレビの見方が変わるかも知れない。

そんなわがままを叶えてくれそうな製品が、NTTドコモから発売される。「dTVターミナル」と呼ばれる製品だ。

NTTドコモでは、4月22日より「dTV」を開始する。そのdTVを思う存分楽しみ尽くすための製品が、dTVターミナルだ

ドコモでは、定額制動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」を刷新し、新サービス「dTV(ディーティービー)」として、4月22日より提供を開始する。これにあわせて、あらたに提供するのが、dTVターミナルだ。

dTVでは、国内外の映画やドラマ、BeeTVの番組など、約12万作品を月額525円で視聴できる

dTVターミナルは、dTVの開始にあわせて発売される製品。自宅のテレビに接続すれば、dTVの約120,000作品、dアニメストアの約1,200作品(約20,000話)の中から、話題の注目作品を自宅のテレビで視聴可能になる。例えば、外出中にスマホやタブレットで見ていた作品の続きを、帰宅後に自宅の大型テレビで視聴。続きを風呂で防水スマホを使って視聴し、風呂上がりにもう一度テレビで続きを視聴、なんて使い方もできる。加えて、キャリアフリーのサービスであることもポイントで、ドコモ以外の利用者でも契約できる。

こちらがdTVターミナル。docomo ID自動設定に申し込み、あとはdTVターミナルをテレビに繋いでインターネットに接続するだけで利用できる。専用リモコンが付属される

本体価格は、一括購入の場合は7,538円。分割払いも可能で、その場合は月額314円 /月となる。このほかdTVの契約費が月額525円かかる。なお、dTVターミナルを購入しdTVでデバイス登録をした利用者の中から先着30万名にdTV専用のレンタルクーポンを毎月1枚(500円相当)最大14かカ月提供する「dTV×dTVターミナルスタートキャンペーン」を実施する。同キャンペーンを利用すれば、実質314円 /月でdTVが利用できることになる。

dTVターミナルの実機イメージ。豊富な映像コンテンツを、簡単なリモコン操作でザッピングできるようになる

主な仕様は、次の通り。サイズは約100×100×22mm、重さは約214g。CPUは1.5GHz・デュアルコアの「Hi3719C」、内蔵メモリは4GB/1GB(ROM/RAM)。OSはAndroid 4.2を搭載する。通信機能は、IEEE802.11b/g/n(2.4GHzのみ)のWi-Fi、10/100 Base-T Ethernetの有線LANをサポート。対応テレビはHDMI端子搭載のテレビ(HDMI1.4推奨)。このほか、Miracast、マイメディア、お手軽プレイヤー(For YouTube)などのアプリケーションを搭載する。

さて、同製品を使って楽しめるdTVについて、もう少し詳しく紹介しておきたい。

dTVは、国内外の映画やドラマ、BeeTVの番組など、約12万作品を月額540円(税込、以下同)で視聴できるサービス。スマートフォンやタブレットで視聴できるので、いつでもどこでも気軽に映像コンテンツを楽しむことが可能。

dTVの特徴は大きく3つある。まず、アプリを立ち上げるとすぐに映画やドラマの予告編が自動再生される「ザッピングUI」を採用した点。これにより利用者はテレビのチャンネルを変えるようにコンテンツを選択できるようになる。

続いて、先に触れたdTVターミナルにより、実現した自宅のテレビでの視聴。最後はdTVでしか視聴できないプレミアム作品の配信だ。イタリアの巨匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督らのdTVオリジナル作品を提供するほか、実写版「進撃の巨人」のdTVオリジナルドラマも制作するという。詳しくはマイナビニュースの別稿で確認いただきたい。

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本稿で紹介したdTVターミナルは4月22日より、全ドコモ取扱店・ドコモオンラインショップで購入可能。すでに全国のドコモショップにて事前予約が開始されている。先述のdTV×dTVターミナルスタートキャンペーンは先着30万名に限られるので、気になる人は早めにドコモショップでチェックしてみると良いだろう。