説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『検索結果に表示されている「スマホ対応」って?』という質問に答えます。
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WEBの検索結果に、いつの頃からか「スマホ対応」と表示されることに気付いているでしょうか? これは、Googleが2014年11月に実施した仕様変更によるもので、一定の条件を満たしたWEBサイトには検索結果の見出し部分に「スマホ対応」と表示することになっています。
iOSとは直接関係のない、外部の検索エンジンの話ですが、Safariの初期設定では検索エンジンにGoogleを指定しているため、多くのユーザがこの現象を目にしているはずです。外部機能とはいえ利用頻度が高く、iPhoneとまったく無関係ともいえない事柄が関係していますので、事情を解説しておきましょう。
この「スマホ対応」は、対象のWEBサイトがスマートフォンなど携帯端末での表示に最適化していることを示します。Googleのロボット(WEB上の文書/画像を定期的に取得してデータベース化するプログラム)がWEBサイトにアクセスし、Flashなどの携帯端末では一般的でないソフトウェアを使用しているかどうか、表示を拡大しなくても本文を判読できるかどうか、横スクロールなど閲覧位置を調整する必要があるかどうか、コンテンツの大きさが画面サイズと一致しているかどうか、目的のリンクをタップしやすいようリンクの位置が配慮されているかどうかをテストします。
そのテストをクリアしたWEBサイトにのみ「スマホ対応」と表示されますが、なくてもiPhoneで表示することは可能です。ただし、パソコン向けに最適化されたサイト(PCサイト)であったり、フィーチャーフォン向けのサイトであったりするため、iPhoneでは閲覧しにくいサイトといえるでしょう。
WEBサイトが「スマホ対応」かどうかは、手動でテストを行うことも可能です。Googleが用意している「モバイルフレンドリーテスト」ページにアクセスし、テストしたいサイトのURLを入力して数十秒ほど待つと判定結果が表示されます。