説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は「格安Lightningケーブル、いろいろな意味でだいじょうぶでしょうか?」という質問に答えます。

iPhoneとパソコン、あるいはAC/USB変換アダプタをつなぐ「Lightningケーブル」は、Appleが定めるMFi(Made for iPhone)の認定が必要な製品です。ケーブルにはICが内蔵されており、このICの有無でMFi認定品かどうか判定されます。

MFiはAppleが定める認証プログラムを通過した製品(動作検証が行われた製品)にのみ与えられ、その認証がない製品はiPhoneでの利用が保証されません。支障なく動作するにしても、iOSのアップデートなどソフトウェア面での仕様変更があれば動作しなくなるかもしれません。使用の結果、故障したとしても、各種補償サービスは適用されない可能性が高いと考えるべきでしょう。

MFiプログラムは有償ですから、認証を得ようとするとある程度の初期投資が必要です。MFiのコストは製品価格に反映されるので、もし機能的に同一の未認証製品があるとすれば、それに比べ高額にならざるをえません。

2015年2月現在、100円均一ショップで"iPhone用ケーブル"の販売が確認されています。端子の電極が片面しか用意されず、データ通信用の電極も省略されているため充電専用というもので、Lightningの仕様を満たしていないため当然MFi認定はありません。

そのような"格安Lightningケーブル"ですが、安くても千円は下らないMFi認証品に比べて圧倒的に低価格なことは確かです。しかし、「このケーブルまたはアクセサリは認定されていないため……」という警告メッセージが表示されることがあるうえ、品質が安定しないとの報告を多く耳にします。割り切って使い捨て感覚で利用するのもひとつの考え方ですが、継続利用は正直お勧めできません。

100円均一ショップで購入した格安Lightningケーブルはデータ通信用の電極がなく、充電専用という位置付けでした