NTTドコモの2014年 夏モデル「Xperia Z2 SO-03F」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)が5月21日、発売開始された。カメラ、ディスプレイ、オーディオなどの各分野にソニーが培った技術が集約されている、今夏の最注目モデルだ。本稿ではスペックおよび外観をおさらいした後、カメラの使い勝手に焦点を合わせてレビューしたい。

NTTドコモの2014年 夏モデル、Xperia Z2 SO-03F。約2070万画素のCMOSカメラ、ハイレゾ音源対応、ノイズキャンセリング対応など様々な魅力が集約されている

"感覚を揺さぶるもの"

Xperia Z2に採用されたデザインコンセプトは「オムニバランスデザイン」。これは初代Xperia Zから続く、Zシリーズを象徴するデザインだ。Xperia Z2ではメタルフレームとディスプレイ周囲の樹脂部が一体成型されており、一切の隙間がない。これにより軽さと持ちやすさを実現しているという。ソニーモバイルでは”感覚を揺さぶるもの”というキャッチで本機種を訴求しているが、その言葉通り高級感あふれる魅力的な外観となっている。

デザインコンセプトにはオムニバランスデザインを採用。手に持ってみると硬質な背面カバーがひんやりと心地良い。手の小さい女性なら、両手持ちが必須となりそうだ

ディスプレイは約5.2インチのTFT液晶で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)。ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」に搭載されている技術を応用した「トリルミナスディスプレイ for mobile」により、高精細な映像が映し出せる。ディスプレイの上面と下面にはフロントスピーカーを配置。これにより臨場感あふれる音楽を楽しめるようになった。

ディスプレイ上面と下面にフロントスピーカーを配置。臨場感のあふれる音楽を楽しめるようになっている