【レポート】

なぜ、今、「iPhone 5c 8GB」なのか? 各国におけるiPhoneの今を分析

1 iPhone 5cとiPhone 4Sの関係

 
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既報の通り、まず英国で始まり次いで欧州や中国など一部地域で8GBにストレージ容量を合わせたiPhone 5cの販売が開始された。このタイミングで、なぜiPhone 5cが、そしてかつ8GBの低容量版が一部地域限定での登場となったのか、その背景を探ってみる。

英国のApple StoreなどでiPhone 5cの8GBモデルが販売スタート

低価格版iPhone登場までの背景

まず、現在のiPhoneの最廉価モデルのストレージ容量(16GB)をさらに半分にした低容量版iPhoneというのは、これまでにもAppleによって提供されてきた。例えば、iPhone 5がリリースされた後に登場したiPhone 4sの8GBなどだ。

AppleはiPhone新製品を出す際に同じストレージ容量の製品については価格を維持する方針を採っており、その際に旧モデルとなった製品の販売を継続し、その低容量版について価格をさらに半分にすることで廉価版(または無料版)としている。

例えば、新製品の16GBモデルが2年契約で199ドルだとすれば、前世代の16GB版は99ドルといった具合だ。iPhone 5が出た際は、iPhone 4Sの16GB版が99ドル、iPhone 4の8GB版が無料となっていた。

ただし、最新のiPhone 5sが発表された際にはこのサイクルが崩され、安価なiPhone 5を用意する代わりに、「iPhone 5c」という新製品カテゴリが用意された。iPhone 5cの16GB版は99ドル、32GB版は199ドルとなっており、つまり前世代におけるiPhone 4Sの位置付けをiPhone 5cが担っているというわけだ。現在はiPhone 4Sの8GB版が無料で提供されており、「iPhone 4S~iPhone 5c~iPhone 5s」の3製品でサイクルが出来上がっている。

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インデックス

目次
(1) iPhone 5cとiPhone 4Sの関係
(2) なぜiPhone 5の低価格版が登場しなかったのか
(3) iPhone 5cはどの市場を狙い、その狙いは成功したのか?
(4) iPhoneのシェアと価格
(5) 中国市場にみるiPhone 5cの立ち位置
(6) 中国でのiPhoneの取り扱いの現状 その1
(7) 中国でのiPhoneの取り扱いの現状 その2
(8) 中国でのiPhoneの取り扱いの現状 その3

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