NTTドコモがキャリアメールとして提供している「ドコモメール」の機能が拡充され、ブラウザでも送受信することが可能になった。さらにIMAP4対応のメールソフトからも利用でき、送受信したメールやフォルダ内容を複数の端末間で同期可能となった。

簡単にいえば、GmailやOutlook.comなどのフリーメールと同じような使い方ができるようになったというわけだ。ならば気になるのは、そうしたフリーメールと比較しての使い勝手である。ドコモメールの使い方を押さえつつ、フリーメールとの違いを探ってみたい。

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今回の機能拡充はドコモメール向けなので、当然アップデートをサボってSPモードメールのままになっていると使えない。アップデートがまだならやっておこう。その後、docomo IDを設定する。設定はこちらから行える。

docomo IDを発行したら、「dメニュー」の「お客様サポート」から「サービス・メールなどの設定」へ飛び、「メール設定」の「docomo ID利用設定確認」からdocomo IDを有効にする。これで利用の準備は完了だ。

dメニューからdocomo IDを設定する

ドコモメールをブラウザで使うには、ブラウザ版の専用サイトにアクセスする必要がある。

なお、個人的にはこのブラウザ版専用サイトに辿り着くまでにかなり苦労した。なぜかNTTドコモのプレスリリースや各種ニュースサイトのほとんどから、このブラウザ版専用サイトにリンクが張られていないのだ。しかも「ドコモメール」で検索しても、現状では上位に表示されない。そのうち上位表示されるようになるとは思うが、これはどうにかしたほうがいいと思う。

アクセスしたら設定したdocomo IDでログインする。これでブラウザからドコモメールが使えるはずだ。では、ドコモメール、Gmail、Outlook.comの特徴を押さえた上で違いをみてみよう。