iOS 7独特のアニメーションで気分が悪くなる"iPhone酔い"に困っているなら、いますぐ「iOS 7.0.3」に更新した方がいいだろう。最新版で拡張された「視差効果を減らす」機能が、iPhone酔いを解決してくれるかもしれない。

Appleサポートのコミュニティ、日本語訳すると「iOS 7のズームアニメーションを使うと、頭痛と吐き気がおきるんだ。ズームアニメーションは消せないの?もうiOS 6に戻るしかないのか」と訴えている

iPhone酔いは、iOS 7で導入された動きの大きいズームアニメーションや、デバイスを傾けると壁紙とアイコンがずれて奥行きがでる視差効果によって生じる現象。特にズームアニメーションは、アプリの起動、ロック画面の解除などで頻繁に使われており、ユニークな演出とされる一方で、「不快で頭痛がする」という声がAppleサポートのコミュニティに投稿されていた。

ソフトウェアアップデート画面。「詳しい情報」をタップすると更新内容が一覧で表示可能

「視差効果を減らす」をオンにすることで、アニメーションを制限できる

今回の最新版「iOS 7.0.3」では、こうした意見を反映して「視差効果を減らす」機能を拡張し、これまでも可能だった視差効果の低減にくわえて、ズームアニメーションの形態も変更できるようになった。ズームアニメーションについては「視差効果を減らす」をオンにすると、ロック画面やアプリの起動がゆっくりと切り替わるようになる。

「視差効果を減らす」は、ホーム画面から「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」を開き「視覚効果を減らす」からオン/オフ設定ができる。なお、最新ソフトウェアへのアップデートは、ホーム画面から「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開き、「ダウンロードしてインストール」をタップして行う。