台湾・台北市で6月4日から6月8日まで開催された世界最大級のコンピュータ関連イベント「COMPUTEX TAIPEI 2013」。会場には、スマートフォンから利用できる周辺機器やアクセサリなどの展示も多かった。その中から特徴的な製品をいくつか紹介しよう。
Bluetoothでコントロールできる家庭用LEDライト
台湾Gunitechが出展した「Gunilump」はBluetoothでスマートフォンからコントロールできるLED電球。市販の電球と比べると口金部分と発行部分の間が金属のシェードに覆われている。この内部に回路などが入っており、Bluetoothでスマートフォンと接続ができる。LEDライトは1セルでRGBW色に対応し、スマートフォンアプリからライトの色を自由に変更できる。その色は理論上42億色にもなるという。
スマートフォンはBluetooth 4.0への対応が必要で、アプリは現在iOS向けが提供されている。Android用は近日中にGALAXY S4向けに提供される予定。色の変更はアプリ上のカラーリングを指先でなぞるだけ、タイマーON/OFFなどの機能も備える。現在台湾などで発売されており、家庭の電球とそのまま交換して利用できる。価格は約40~50ドル。
iPhoneでの名刺読み取りを簡単に
ポータブルスキャナーやOCR製品を多く出している台湾Penpowerは、iPhone用の名刺読み取りスタンドと読み込みアプリをセットにしたWorldCard Linkを出展。スタンドはiPhone 4/4S用と5用の2種類で、iPhoneを装着し後方の名刺スタンドを引き上げるとカメラと平行に名刺を置くことができる。なおPCとはUSBで接続する。
WorldCard Linkのアプリを立ち上げたら、あとは名刺を置いて撮影していけばよい。後からOCRスキャンできるので、大量の名刺を読み取りする場合も名刺を1枚1枚入れ替えて撮影し、あとから一括して文字データに変換できる。名刺データはPC内への保管と共にGoogleコンタクトへのアップロードも出来る。これも台湾で発売されたばかりとのこと。価格は約40ドル。
スマートWatchも様々な製品が出展
スマートフォンと連携できる腕時計、スマートウォッチの出展も目立っていた。中でも台湾Sonostarの製品は表示部分に電子ペーパーを利用、表面はタッチパネルになっている。Bluetooth接続したスマートフォンの着信操作やFacebookのフィード表示、「いいね」を押すといった操作が可能。この夏の製品化を目指しているとのこと。