佐藤愛美のコスプレが眩しい!「ニコニコ超選手権2013決勝大会」トーナメント表発

4月27日、ついに「ニコニコ超選手権2013決勝大会」当日となった。筆者はほんの少しばかり早目ということで10時45分頃にニコニコ超会議2の超ゲームエリア内にある特設ステージで待機。あれよあれよという間に人が集まり、気がつくと、スペースは超満員となっていた。

そして迎えた11時。勇ましいBGMと共に『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』の女性主人公・メイのコスプレをした佐藤愛美が、決勝大会のMCとして登場した。佐藤愛美は、WCS2012でも実況を務めている、ポケモン界ではある意味有名な人物。非常に再現度の高いコスプレで、会場はもちろん大歓声、加えてニコニコ生放送内では試合の合間でカメラがフリーの際は「佐藤を映せ! 佐藤を!」というコメントが乱れ飛ぶほどの人気ぶりだった。

司会の佐藤愛美。メイのコスプレ姿が眩しい

そんな佐藤愛美の明るい司会と共に大会のルールの再確認が行われた後、トーナメント表が発表された。トーナメント表は、抽選で決定されたという。

<準決勝第一試合>
佐々木優一選手VS山出優人選手

<準決勝第二試合>
戸高昇一選手VS宮原弦輝選手

こちらがトーナメント表

準決勝は1本勝負、決勝戦は3本勝負であるというルールの最終確認が行われた後、準決勝第一試合へ。

一戦目からダブルバトルの醍醐味が爆発!

準決勝第一試合は、佐々木優一選手VS山出優人選手。スーツにマスクが印象的な佐々木選手と、服に描かれたミッキーが気になる、山出選手との戦い。

試合前に握手をガッチリと交わしてから、お互いに4匹のポケモンを選ぶ時間に入る。これから始まる、強者同士の戦いを待ちきれないのか、選手に向かってジャンプして手を振る者、ニコニコ生放送用のカメラの方を向いてアピールする者など観戦者もさまざまである。観客の中にはペンライトを持っているものもおり、もはや何のイベントなのかよくわからない雰囲気。一方のニコニコ生放送のコメント欄では、クレセリアが出てくるやバンギラスが出てくるなど、どういったポケモンが使用されるかなどが検討されていた。また隣の盛り上がりハンパないな、というコメントもあり、他のイベントと同時にやっているニコニコ超会議だからこそのコメントも多数。そしてお互い、4匹のポケモンを選び終わり、司会の合図でついに対戦が始まる。

動きが激しくてブレているが、観客の手には確かにペンライトが……

戦いは1ターン目から大きく動く。佐々木選手が開始早々、山出選手のキングドラに攻撃を集中させ、落として大きなアドバンテージを得る。大胆な戦術を決めた佐々木選手は大きなガッツポーズをとり、会場からは拍手と歓声が寄せられた。山出選手も、負けじと「まもる」やランドロスの特性「いかく」(場に出たときに相手のポケモンのこうげきを下げる)を駆使して、巧みに有利な状況を作り出し、徐々に佐々木選手のポケモンにダメージを蓄積させていく。

大きなアドバンテージを得た佐々木選手

M試合中の佐々木選手と山出選手。山出選手の服に描かれているミッキーも険しい表情

8ターン目にして佐々木選手のポケモンを1体落とし、数の上でようやく追いつくも、山出選手のポケモンにもダメージが蓄積してしまっており、9ターン目にポケモンがもう一匹倒れ、2対3と再び佐々木選手にアドバンテージをとられてしまう。そのまま、試合時間が15分を過ぎ、時間切れ。そのまま判定で、3対2と1匹ポケモンを多く残していた、佐々木選手が勝利となった。

1ターン目に佐々木選手が見せた、2匹のポケモンの攻撃を1匹に集中させる戦術や、山出選手が用いた「まもる」と交代を組み合わせて巧みに相手の攻撃を交わす戦術は、まさにダブルバトルだからこそ見られる戦術と言える。準決勝の名に恥じない高度なポケモンバトルに、会場からは惜しみない拍手が送られていた。そして次なる対戦は……続きを読む