NTTドコモから投入されるAndroidスマートフォン「Xperia Z SO-02E」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)は、5インチのフルHDディスプレイを搭載した人気シリーズ最新端末だ。事前予約はすでに開始されており、都内の家電量販店などにもホットモックが並び始めている。気になっている読者の方も多いことだろう。発売日がいよいよ2月9日に迫るなか、マイナビニュースでは一足早く端末に触れる機会を得た。そこで本稿では、Xperia Zのファーストインプレッションと料金体系についておさらいしてみたい。なお、本端末は開発機のため、最終仕様と異なる場合があることをあらかじめご了承いただきたい。
外観と仕様をおさらい
Xperia Z SO-02Eの魅力のひとつは、高精細ディスプレイにある。シリーズ最大となる約5インチ(1080×1920ピクセル)のフルHDディスプレイを採用しており、ピクセル密度は443ppiに到達した。小さい文字や細い線が見やすく、また色彩の鮮やかさを引き出すモバイルブラビアエンジン2により、迫力の映像コンテンツを手元で楽しむことができる。操作面では、センサー層とカバーガラスを一体化した薄いディスプレイを採用したことにより、正確なタッチ操作と指に吸い付くような追従性を実現した。
背面のデザインには光沢のあるガラス素材を採用した。サイズは約139(H)×71(W)×7.9(D)mm、重量は約146g。ちなみに約7.9mmの薄型フラットボディは、シリーズ最薄となる。電源ボタンにはアルミ素材を採用。音量調整ボタンとともに、側面に配置されている。カラーはブラック/ ホワイト/ パープルの3色で展開する。
OSにはAndroid 4.1(JellyBean)を採用。プロセッサは1.5GHzのクアッドコアCPU(APQ8064)を搭載し、ROMは16GB/ RAMは2GBとなっている。外部メモリはmicro SD(最大2GB)、micro SDHC(最大32GB)、micro SDXC(最大64GB)に対応。通信面では下り最大100Mbpsの高速通信Xiに対応する。バッテリは2,330mAhの大容量。
Xperia Zでは、カメラ機能も大幅に進化している。背面に配置された有効1310万画素の裏面照射型CMOSカメラには、ソニーが世界で初めて開発した積層型CMOSイメージセンサ「Exmor RS for mobile」を採用。明暗に差のあるシーンでもきれいな動画が撮影できる「HDRビデオ」に対応した。また、ソニー製カメラ「アルファ」や「Cyber-shot」で使われている輝度/ 色ノイズ低減技術を応用した「ノイズリダクション」機能を搭載。夜景や人肌などが少ないノイズで撮影できる。連写モードでは、シャッターを押している限り制限なく連続写真を撮影可能。公園で遊ぶ子どもやペットなどを撮影するときに重宝するだろう。なお、マイナビニュースでは後日、別項で詳細な端末レビューをお送りする予定だ。実際にカメラを使った様子などは、そちらの記事で確認してほしい。
そのほかワンセグ、NFC(FeliCa搭載)、赤外線通信、IPX5/7の防水性能・IP5Xの防塵性能に対応。テザリング機能では最大で10台までのWi-Fi対応機器を同時接続できる。NFC機能ではソニー製のスピーカーやヘッドセットなどの対応機器と連携可能だ。
気になる料金は?
気になるのが、端末代金を含む運用コストだ。現在、ドコモのホームページでは「お支払いシミュレーション」ができるようになっている。同サイトでのXperia Zの本体価格は77,280円。新規・機種変更の場合は1,995円/ 月、MNPで乗り換える場合は3,675円/月の月々サポート(割引)が適用できる。
例えば新規契約の場合、spモード(315円)+Xiトーク24(タイプXiにねん+Xiカケ・ホーダイ、1,480円)+Xiパケ・ホーダイフラット(5,985円)-月々サポート(1,995円割引)で、1~24カ月間は9,005円/ 月となる。Xperia Zの購入を検討している読者は、同サイトで自分にあった利用プランを選択して、毎月の支払いがいくらになるか試してみると良いだろう。
(記事提供: AndroWire編集部)