大人気テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』を題材としたアドベンチャー・ダンジョンRPG『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』がPSP専用ソフトとして3月15日に発売された。いくつもの時間軸で展開されるキャラクター同士の会話、魔女との戦いなどが基本だが、本作最大の特徴はやはりアニメ本編では語られなかったそれぞれのキャラクターのバックストーリーや、ゲームでしか体験できない「ifストーリー」が楽しめることだろう。
「もしもまどかがストーリー序盤で魔法少女になっていたら?」「あの時マミが悲劇的な結末を迎えていなかったら?」「5人の魔法少女全員で"ワルプルギスの夜"に挑んだら?」など、ファン垂涎の「IFストーリー」も満載。全編フルボイスに加え「鹿目まどか」と「暁美ほむら(めがねVer.)」の変身ムービーを初収録していることもうれしいし、「キュゥべえ」視点で物語が進行する点も非常ユニーク。アドベンチャーパートでは「キュゥべえボタン」が登場し、このおかげで従来のアドベンチャーにありがちな周回テキスト読み&選択肢選びの単純作業にゲーム性が加わっている。まどかたちを魔法少女にするべく、キャラクターの会話にガツガツと介入していこう。
さて、ゲームを開始するとまずはストーリーセレクト。最初に選べるストーリーは基本原作に沿って進む形となるが、プレイヤーの選択肢や行動によっては内容が変化。ストーリーをクリアし、条件を達成すると新たなストーリーが出現する。
各ストーリーは「アドベンチャーパート」と「ダンジョンパート」に分かれ、まず「アドベンチャーパート」では、まどかたちの住む「見滝原」の街を探索。魔法少女たちと会話をしながら物語を進めていこう。
そして、本作独自のシステム「キュゥべえボタン」(Qボタン)は、魔法少女たちの会話の中に、キュゥべえを介入させるシステムだ。[□]ボタンを押すことで少女たちの感情に揺さぶりをかけることができ、[L]・[R]ボタンで「あおる」「はげます」「とぼける」とキュゥべえの態度を切り替えられる。うまく「Qボタン」で揺さぶりに成功すれば、隠しイベントの発生やストーリーが変化。また、キャラクターの「因果値」や「感情値」も大きく変化し、ダンジョンパートの戦闘にも大きな影響を与えることになるぞ。
「因果値」は魔法少女になった時の魔力(MP)に影響するほか、値が大きいと「ソウルジェム」が穢れにくくなり「魔女化」しにくくなる。また、魔法少女になっていないキャラクターは「Qボタン」で感情を揺さぶることで因果値が上昇する。キャラクターを魔女化させたくない場合は積極的にこの因果値をあげておこう。
「感情値」は、値が高いほどキャラクターのステータスが上昇し、敵を倒しやすくなる。ただし、値が高くなるほど魔法を使った際ソウルジェムが穢れやすくなるので要注意。ソウルジェムが穢れ、真っ黒になってしまうと「グリーフシード」でも穢れを回復することができなくなり、ステータスも低下。さらに分岐点でソウルジェムが真っ黒になっていると、法少女の「魔女化イベント」が発生し、物語が大きく変化することになる。キャラクターの「魔女化」を防ぐには、感情値を下げるような選択肢を選ぶこと、マップ画面で魔女化したくないキャラクターを避けることなど、「因果値」と「感情値」をうまくコントロールする必要がある。
次項ではダンジョンパート、そして「エクストラ」モードの詳細もたっぷりとご紹介――続きを読む
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