今週末もiPhoneで映画を見たり、音楽を聞いたりして時間を過ごす予定のみなさん、その時間でちょっとだけ英語を勉強してみませんか? 面白いコンテンツを教材にすれば、英語をもっと自然に楽しめるかもしれません。
「Apple Music」の歌詞表示で
iPhoneの「Music」アプリには、楽曲を再生すると曲の進行に合わせて歌詞が表示される機能が搭載されています。いつも何となく聞き流していた曲の歌詞を、じっくり読みながら聞いてみてはいかがでしょうか(歌詞データのない曲では利用できません)。
好きなミュージシャンの楽曲なら繰り返し聞いても苦にならないし、辞書で単語を調べて歌詞の意味を考えるのも楽しい作業です。英語の歌詞で口ずさめるようになったらベストですね。
好きな曲はあるけれど歌詞表示に追いつけない……という場合は、ビートルズやカーペンターズなどのオールディーズにトライしてみてはいかがでしょうか。1曲が短く、テンポも早すぎず言葉が詰め込まれていないので、追いかけやすいでしょう。
「Apple TV+」オリジナル作品の字幕で
昨年サービスがスタートしたAppleの動画配信サービス「Apple TV+」では、多数のオリジナル作品が配信されています。これらは、ワールドワイドな配信を前提に制作された作品なので音声・字幕のメニューも充実しています。
例えば
英語オーディオ+日本語字幕(ストーリーを把握)
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英語オーディオ+英語字幕(リスニング)
↓
英語オーディオ+字幕なし(文字に頼らずリスニング)
↓
日本語オーディオ+英語字幕(英訳に挑戦)
といった形で、ストーリーを楽しみながら様々なスタイルで英語に触れることができます。
オーディオ・字幕メニューは下記の手順で変更できます。
単語の意味が分かっても、辞書や参考書だけでは理解しにくい会話のニュアンスがありますよね。どんな場面でどんな言い方をするのか、英語/日本語を照らし合わせながら見ることで、色々な発見があります。
Apple TV+はサブスクリプションサービスで、月額料金は600円(7日間無料体験付き)。ただし、一部無料の作品や1話だけ視聴できる作品も提供されています。ここでは、1シーズン無料で視聴でき、英語の勉強にも向いている作品をご紹介します。
ゴーストライター
米国で1992年から1995年にかけて放送された子供向けミステリードラマのリブート作品「ゴーストライター」。古い書店に住みついているらしい不思議な幽霊のメッセージに導かれ、4人の子供たちが物語から抜け出したキャラクターと出会う……。
子供向けなので言葉もストーリーもわかりやすく、スラングもないので勉強におすすめです。子供に伝えたいメッセージも明確で、お子さんと一緒に英語に触れてみる機会にも良いのではないでしょうか。
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お子さんと一緒に楽しめる「ゴーストライター」。ドラマに登場する本も読んでみたくなるのでは
リトル・アメリカ
雑誌「Epic Magazine」に掲載された実話を元に作られた「リトル・アメリカ」。様々な国からアメリカに渡ってきた移民たちによる、笑い話、ロマンチックな話、心温まる話などのオムニバスシリーズです。
ストーリーを楽しめるのはもちろん、英語以外の言語を母国語とする人々の英語に触れる機会としてもおすすめ。現実の旅行や仕事でも、お互いに母国語の異なる相手との共通語として英語を使う機会も多いはずです。
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様々なバックグラウンドを持つ人々の英語を聞ける「リトル・アメリカ」。多様性のあり方を考えさせてくれます
スヌーピー 宇宙への道
誰もが知っている人気キャラクター「Peanuts」のスヌーピーが、Apple TV+で新作アニメになった「スヌーピー 宇宙への道」。宇宙飛行士を目指すスヌーピーが、チャーリー・ブラウンたちとNASAのジョンソン宇宙センターを訪れますが……。
1話約8分と短いので、繰り返し視聴するのに最適です。NASAがしっかり協力して、科学や技術に関してはかなり本気な内容になっていますので、子供にとっては宇宙に興味を持つきっかけになるかも。
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大人にとっては懐かしいキャラクターに再開できる「スヌーピー 宇宙への道」。まさかスヌーピーがISSで野菜を育てることになるとは、原作者も想像しなかったのでは