カシオ計算機は3月28日、同社の学習アプリ「ClassPad.net」の機能アップデートに伴い、Google Cloud Partner Advantageプログラムにおいて、Google WorkspaceのBuildパートナーの認定を取得したことを公表した。
「ClassPad.net」は、辞書/リスニング教材/用語集/参考書などの教材や、共同編集が可能なデジタルノート、数学ツールなどから構成されるICT学習アプリ。電子辞書「EX-word」シリーズの経験を活かしたオンライン辞書機能を搭載し、関数電卓で培った数学機能を利用できる「ClassPad Math」といった機能に加え、デジタルノートなどの授業支援ツールが利用できる、ひとつで授業と自宅学習を完結させられるオールインワンのICT学習アプリとなっている。探求学習での活用も注目されている。
「ClassPad.net」は2024年からGoogle ClassroomとのAPI連携が可能となっており、Google Classroomを導入している環境ではユーザー登録の手間を大幅に削減する機能が追加されている。今回のBuildパートナーの認定は、この機能のアップデートに伴うもの。
Google Cloud Partner Advantageプログラムは、Googleのソリューションを顧客に適切に提供できる企業を認定するプログラム。このプログラムにおいて、Google Cloud上で動作する独自のソリューションやアプリケーションを開発して顧客のビジネスニーズに対応できる技術力と実績を持つ企業がBuildパートナーと認定される。
「ClassPad.net」とGoogle Classroomの間では、具体的には下記のような連携が行える。
- 「ClassPad.net」の管理者メニューから、Google Classroomに登録されている先生/生徒/授業データを「ClassPad.net」に引き継ぐことができる
- 「ClassPad.net」のログイン時に「Googleでログイン」を選択すると、シングルサインオンでログインできる
このアップデートにより、先生/生徒のユーザー登録の手間を削減でき、ID/パスワードの管理が容易になるとしている。