iPhoneで写真撮影といえばカメラアプリですが、"色合い"に無頓着なまま撮影していませんか? 撮影後に加工/編集する方法もありますが、撮影時点で最終的な画像を確認したい、そこまで手をかけたくない、などの理由で撮影時点で色合いを調整するとしたら...「フィルタ」の活用がその答えになるかもしれません。
フィルタとは、写真(静止画)を撮影するときに適用するカラーエフェクトのこと。写真全体に一律適用されるため、「モノ」エフェクトを選べばモノクロ写真を、「ビビッド」エフェクトを選べば全体に輝度が上がった鮮やかな写真を撮影できます。
iOS 14.6の現在、利用できるエフェクトはビビッド、ビビッド(暖かい)、ビビッド(冷たい)、ドラマチック、ドラマチック(暖かい)、ドラマチック(冷たい)、モノ、シルバートーン、ノアールの9種類から選べます。画面にはフィルタ適用後の、つまり撮影する写真のプレビューが表示されるため、表示されたままの色合いを持つ写真を撮影できることになります。
使いかたはかんたん、カメラアプリで「写真」または「ポートレート」モードのときに画面上部の「^」ボタンをタップし、シャッターボタンの上に現れたボタン群の右端にあるフィルタボタン(三つ輪のデザイン)をタップしましょう。ビビッドなどのエフェクトを選択できるようになるので、好みのものをタップすると、以降撮影される写真にはフィルタが適用されます。
ところで、フィルタは連射(バースト)やQuickTake(写真撮影中のビデオ撮影機能、シャッターボタンを右方向へドラッグすると録画が始まる)にも適用されます。撮影後に編集する方法で写真やビデオをモノクロ化するのは手間がかかりますが、フィルタを使えば一発でOK。なかなか便利に使えますよ。