ソースネクストは6月15日、同社のAI通訳機「ポケトーク」に「ポケトーク字幕」「グループ翻訳」の新機能を追加することを発表した。「ポケトーク字幕」は8月、「グループ翻訳」は7月に、無料アップデートでの提供開始を予定している。対象機種は「ポケトーク W」「ポケトーク S」「ポケトーク S Plus」で、初代「ポケトーク」は対象外。
ポケトーク字幕
「ポケトーク字幕」は、Windows 8.1/10で動作するポケトーク専用のソフト。ポケトークで翻訳した結果をパソコンのWebカメラの映像に字幕として合成し、字幕付きの映像をZoomなどのリモート会議システムに渡して表示する。海外とのリモート会議時や映像配信時にリアルタイムで翻訳結果を表示できるので、コミュニケーションがスムーズに行えるようになる。
現時点で対応予定としてアナウンスされているのは、下記のリモート会議サービス。なお本機能は現在開発中のため、対応予定は変更となる可能性がある。
- Zoom
- Skype
- Microsoft Teams
- Googleハングアウト
- Google Meet
- LINE
- Slack
- BlueJeans
- Cisco Webex Meetings
- Cisco Webex Teams
- Discord
- OBS
- V-CUBE
- Chatwork
グループ翻訳
「グループ翻訳」は、複数のポケトークをつないでグループでコミュニケーションをとれる機能。グループを作成して自分の手元のポケトークに話しかけると、相手のポケトークに翻訳済みのメッセージが表示される。相手からのメッセージも、自分のポケトークに設定した言語に翻訳されて自分のポケトークに届く。
通信はポケトークに内蔵しているSIMで行うため、グローバル通信の対応国・対応地域であればどこからでも参加可能。1グループには100台までのポケトークが参加でき、グループ内では複数の言語が混在していてもかまわないという。