ヤマハ発動機は5月17日、「扱いやすい」「わかりやすい」を重視して開発した電動アシスト自転車「PAS SION-U(パス シオン ユー)」の20型と24型の2021年モデルを発表した。6月18日から発売する。価格はともに130,900円。本体カラーは20型がグロススモークイエロー、スノーホワイト、レッド、エスニックブルーの4色。24型はグロススモークイエロー、スノーホワイト、エスニックブルーの3色。

  • PAS SION-U(左:20型、右:24型)

PAS SION-Uは、見やすく操作しやすい「液晶かんたんスイッチ」を搭載するアクティブシニア層をメインターゲットにした機種。今回のフルモデルチェンジでは、従来モデルで好評の機能は継続したうえで、大きく4つのアップデートを図った。

1つめは軽量・コンパクト化。従来モデルに比べ、20型で0.8kg、24型で1.4kgの軽量化を実現している。

2つめはデザインやカラーリングの変更。リヤキャリアをチェーンカバーやフレームと同色にしたほか、バスケットは樹脂ならではの表現を加えた左右非対称なデザインになっている。

  • タイヤサイズが20型のPAS SION-U

  • グロススモークイエロー

  • スノーホワイト

  • レッド

  • エスニックブルー

3つめは「強」モード時のアシスト力アップ。漕ぎ出し時や坂道の高回転ペダリングのときも、より快適に漕げるアシスト制御に変更を加えた。また、短いペダルクランク(ショートクランク)によって、従来モデルに比べて走行中のペダル回転時に膝を深く曲げなくても漕ぎやすくなっている。

4つめは安定性に優れた太目タイヤや、衝撃を吸収して乗り心地を良くする「ふっかふかサドル」により、従来以上に快適な乗り心地を目指した。

  • タイヤサイズが24型のPAS SION-U

  • グロススモークイエロー

  • スノーホワイト

  • エスニックブルー

  • バスケットはユニークなアシンメトリーデザイン

従来モデルで好評だった機能としては、バッテリー残量が大きな数字で表示され、見やすく操作しやすい「液晶かんたんスイッチ」を継承。また、シンプルな「強」と「弱」の走行モードをボタン押下のみで選べる操作性、前回のアシストモードで起動する「走行モードメモリー機能」、周囲の明るさに応じて自動で点灯消灯する「オートライト」、またぎやすい「低床U型フレーム」、テコの原理を利用して少ない力で駐輪できる「軽量かるっこスタンド」といった機能を備える。

  • 「強」「弱」の2つのみの走行モードと「液晶かんたんスイッチ」

PAS SION-U 20型の主な仕様は、バッテリー容量が12.3Ah、充電時間は約3.5時間。1回の充電あたりの走行距離は強モードで46km、弱モードで71km。本体サイズは、全幅が570mm、全長が1,620mm、サドル高が670~790mm、重さは22.5kg。適応身長は135cm~。

PAS SION-U 24型の主な仕様は、バッテリー容量が12.3Ah、充電時間は約3.5時間。1回の充電あたりの走行距離は強モードで49km、弱モードで76km。本体サイズは、全幅が570mm、全長が1,830mm、サドル高が685~830mm、重さは22.5kg。適応身長は135cm~。