ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、eスポーツ事業を手掛けるRTSと共同で、eスポーツイベント「The Evolution Championship Series(EVO)」を買収すると発表した。
EVOは、1995年にアメリカのニューヨークでスタートした格闘ゲーム大会。日本でも「EVO Japan」の名称でイベントが開催されている。
今回、SIEとRTSは共同で設立した合弁会社を通じてEVOを買収。EVOの共同設立者であるTom Cannon、Tony Cannonの両氏は、今後もEVOが格闘ゲームコミュニティに対して継続的にサービスを提供し、コミュニティ全体の発展に寄与しつづけるために、アドバイザーとして密接に関わっていく。今回のパートナーシップは新たな協業のかたちであり、それぞれのリソースと専門性を結集することで、EVOのグローバルな普及拡大を推進し、このアイコニックなゲーム大会のファンエンゲージメントの向上に努めていくという。
また、EVOがこれまで築き上げてきた格闘ゲームコミュニティからの信頼や、その独創的な手法を守り、ファンに寄り添い、大会を発展させることで、イベントや配信がこれまで以上に面白く、魅力的で、より身近になるよう注力していくとしている。
2021年のEVOは、米国現地時間の8月6日から8日、13日から15日にオンラインイベントとして開催予定。『鉄拳7』『STREET FIGHTER V CHAMPION EDITION』『GUILTY GEAR -STRIVE-』『Mortal Kombat 11 Ultimate(*)』のタイトルを採用する。参加費は無料。詳細については公式サイトで順次発表されていく。
(*)北米、ヨーロッパ、中南米地域のみで実施される。