製造業において「データ活用」が重要な時代になった今、品質部門・購買部門は社内データをどのように有効に使い、業績向上に貢献していくことができるのだろうか? 数々の製造業に対しBIプラットフォームの導入支援をしてきた、Domoのシニアビジネスコンサルタント 梅野快世氏に成功への道筋を語ってもらった。

  • ドーモ株式会社 シニアビジネスコンサルタント 梅野 快世氏

Excel集計の限界とデータ活用の悩み

―製造業における「データ活用」の課題について、どのようにお考えですか?

製造業のお客様は規模を問わず、共通する悩みを抱えています。それは「システムは導入され、情報のインプットはできている」「しかし、データ活用が上手くいっていない」ということです。
複数のシステムからcsvファイルを落としてきて、それを手作業でExcelにまとめて、出力する。今でも、こうしたやり方が多く見られます。ピボットテーブルを多用した結果、複雑な集計表になってしまい、「担当者が退職したらメンテナンスできなくなってしまった」といったご相談もよくあります。

従来のデータ集計方法の場合、扱えるデータ数の限界や属人化、データガバナンスなどの課題がありますが、最も深刻なものは「集計作業に手一杯で、そもそも何を見るべきかの議論ができていない」ことにあります。個々のデータをグラフや表にできても、全体を俯瞰することには向いておらず、視野が狭くなってしまうのです。

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