Neowinは10月6日(現地時間)、「Windows 11 OOBE finally allows you to set default user folder name, but in a convoluted way - Neowin」において、Windows 11のインストール時にデフォルトユーザーフォルダー名の変更が可能になったと伝えた。
従来はメールアドレスやユーザー名から自動生成されていたが、新しいリリースからは複雑なユーザー操作を介して任意のフォルダー名を指定できるという。
フォルダー名の変更手順
この変更はWindows InsiderプログラムのDevチャネル向けにリリースされたビルド26220.6772に導入された。デフォルトユーザーフォルダー名の変更手順は次のとおり。
- セットアップがMicrosoftアカウントのサインインページまで進行した段階で、[Shift]+[F10]のショートカットキーを入力する
- コマンドプロンプトが起動するので、コマンド「cd oobe」を実行する
- 続けてコマンド「SetDefaultUserFolder.cmd <希望のフォルダー名>」を実行する
- Windows 11のセットアップを続行する
デフォルトユーザーフォルダー名に指定できる文字列は16文字以内かつ「サポートされたユニコード文字」に限られ、特殊文字を入力した場合は削除される。これら条件を満たし、有効と判定された場合は指定したフォルダー名が採用され、そうでない場合は従来どおり自動でフォルダー名が決定される。
5つのステップを踏む必要があった従来の手順
今回の方法が提供される以前は、フォルダー名の変更にアカウントの作成と削除など5つのステップを踏む必要があり、変更を躊躇させるほどの手間を必要としていた。新しく導入された方法は簡単とまでは言えないが、大幅な簡素化が図られている。
この機能が正式リリースに導入されるかは今のところ未定だが、専用のユーザーインタフェースを実装し、すべてのWindowsユーザーに提供することが期待されている。
