米国半導体工業会(SIA)は、2024年第1四半期(1~3月期)の半導体売上高(3カ月移動平均)が前年同期比15.2%増、前四半期比5.7%減の1377億ドルとなったと発表した。また、2024年3月の月間売上高は前年同月比15.2%増、前月比0.6%減の459億ドルとなったとしている。

  • 半導体月間売上高

    半導体月間売上高(単位:10億ドル)と前年同月比推移(単位:%) (出所:WSTSデータをSIAが作図)

SIAプレジデント兼CEOのジョン・ニューファー氏は、「2024年第1四半期の半導体売上高は、前年同期比を上回ったが、通常の季節傾向を反映する形となった。2024年の半導体市場は第2四半期以降も成長を続けると予想されており、2024年通年を通じては年間2桁の成長が見込まれる」と述べている。

なお、3月の売上高を地域別に見ると、前年同月比では中国が同27.4%増、米州が同26.3%増、アジア・太平洋その他が同11.1%増となったものの、欧州は同6.8%減、日本は同9.3%減となっている。また、前月比で見た場合、中国は同0%の横ばい、米州が同0.1%減、欧州が同0.9%減、アジア・太平洋その他が同1.2%減、日本が同2.0%減とほとんどの地域でマイナス成長となった。