VMware by Broadcom(旧VMware)は12月11日、ライセンス販売を終了し、サブスクリプションベースに移行する計画を発表した。「VMware vSphere」などの主力製品が対象となる。

11月22日、Broadcomの買収に伴いVMware by Broadcomとして新しいスタートを切った旧VMware。製品ラインはVMware Cloud Foundation(VCF)、Tanzu、ソフトウェア定義エッジ、アプリケーションネットワーキングとセキュリティの4つの柱となることがThe Registerなどの報道により明らかになっている。

今回の発表は、買収完了後のビジネスの方向性となる。発表によると12月11日を最後にライセンス販売を終了し、今後は期間限定のライセンスおよびサブスクのみとなる。

VMwareのVCF事業部シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのKrish Prasad氏は公式ブログで「サブスクモデルへの移行により、継続的なイノベーション、より高速なバリュー、予測可能な投資が可能になる」と説明している。

対象製品はVMware vSphere、VCF、VMware vSAN、VMware NSX、VMware HCX、VMware Site Recovery Manager、VMware vCloud Suiteなど。VMware Ariaブランドで提供する運用管理も含まれる。

有効なサポート契約を持つ顧客はそのまま利用できるが、延長はできなくなる模様。ライセンスからサブスクに切り替えた顧客にはインセンティブを提供するVMwareは合わせて、製品ポートフォリオを大幅に簡素化することも明らかにしている。