新規顧客を獲得し、リピーターにつなげる。――当たり前のステップだが、多くの企業が苦戦しているのも事実だろう。特に、ライバルの多い美容業界では新規顧客の開拓は容易ではない。紙媒体への掲載や専門サイトでの告知、自社Webサイトやアプリでの会員の獲得など、さまざまな方法でマーケティングに力を入れたいところだが、店舗の運営自体に多くの時間を割かれ、本腰を入れて取り組めている企業は多くないのが実情だ。

北陸を中心に、22店舗の美容院やエステサロンを運営するロルドコミュニケーションズもその例外ではなく、従来の施策はとても本格的なマーケティングとは言えないものに留まっていた。同社はこうした状況を打破すべく、デジタルに着目。自社アプリやLINE公式アカウントの利用などを経て、現在は各店舗で店舗特化型マーケティングツールを活用し、大きな成果を挙げているという。今回は、その具体的な取り組みなどについて、同社 代表取締役の中西利博氏にお話を伺った。

  • ロルドコミュニケーションズ 代表取締役の中西利博氏

首都圏での集客に苦戦するも適切な策を取れず

ロルドコミュニケーションズは北陸を中心に、20店舗以上の美容院やエステサロンを運営している。従来、店舗への集客は「各店舗での地道な活動に頼っていた」と、中西氏は言う。最初は自社アプリへの誘導を行っていたが、思うように会員獲得が進まず、自社のLINEアカウントへ登録してもらうスタイルに変更。しかし、やはり各店舗での取り組みには限界があった。このままではいけないという気持ちから、LINE会員を獲得するツールを提案する企業に頼ったこともあるという。だが、「ツールを提供してもらえるだけで、コンサルティングなどもなく、店舗スタッフの努力だけでは難しい点がたくさんありました」と同氏は当時を振り返る。そこで改めて集客ツールを検討した際に出会ったのが、CS-Cが提供する店舗特化型マーケティングツール「C-mo(シーモ)」だった。

C-moは、店舗のホームページが作成できる「C-mo Owned Media」や自店舗の顧客管理・分析ができる電子カルテ機能「C-mo Record」、LINE公式アカウントと連携した紹介促進機能「C-mo Friends」などの機能を搭載し、店舗の新規集客から固定客化までをワンストップで実現できるというもの。

  • C-moの画面イメージ

ロルドコミュニケーションズでは、導入前に、CS-CにC-moを使用した場合のシミュレーションを受けた。きちんとした統計データを見せてもらえた点と、CS-Cメンバーの専門的な知見の広さが決め手となり、導入に至った。

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