5Gの普及で外出先の通信環境は充実してきているけれど、肝心の自宅では、「動画をたくさん視聴していたらスマートフォンの通信容量制限に達してしまった」、「自分の部屋だと電波が届きにくく、通信が遅い」といった課題を抱えている人も多いのではないだろうか?

光の固定回線を引けば解決するものの、工事が必要で、そもそも建物自体が回線を引くことができないケースも……。そんな悩みを解決してくれる可能性があるのが「ホームルーター」だ。

今回、自宅のインターネット環境に悩みを抱える方に集まってもらい座談会を実施。マイナビニュース +Digital 副編集長の大塚洋介さんも参加し、インターネット環境の選び方やインターネットを利用していて遅く感じる際の対処法、ホームルーターの特徴などについてアドバイスをいただいた。

プロフィール 碓井さん(左)
戸建てに家族と同居しており、自分が契約しているスマートフォンと父親が購入した大手キャリアのホームルーターを利用している。普段は動画視聴やSNSでインターネットを利用している。

鈴木さん(中左)
スマートフォンとCATV系のホームルーターを使って、オンラインゲームや動画視聴、SNSを利用している。ホームルーターは独身時代に利用していたネット回線を継続利用するにあたり導入した。

三次さん(中右)
賃貸マンションに一人暮らし。自宅ではスマートフォンを使って動画を視聴するほか、ネットサーフィンやSNSを中心にインターネットを利用している。リモートワークは週1回程度あるが、会社支給のスマートフォンのテザリングでパソコンからインターネットに接続している。

マイナビニュース +Digital 副編集長の大塚洋介(右)
パソコン、スマートフォン、デジタル機器、あらゆる家電など、個人向け最新製品のニュース、レビューを発信する「マイナビニュース +Digital(プラスデジタル)」にて、主に通信・モバイルジャンルを担当。

マンション? 戸建て? 住まいで変わるつながりにくさの悩み

部屋によってWi-Fiがつながりにくい

座談会ではまず、普段のインターネット利用で感じている不満や困りごとを語っていただいた。

三次さん:インターネット利用はスマートフォンが中心なので、料金プランも100GBと大容量の契約をしているのですが、動画を視聴していると月の使用量が100GBを超えそうになることもあり、月末には調整しながら使っています。それでも、デザリングの際に動画がカクカクしたり、まったく動かなかったりするので、その辺が悩みですね。

鈴木さん:私の場合、通信スピードが安定しないのが悩みですね。自宅の2階に仕事部屋があり、オンライン会議で自分の映像を映していると止まってしまうことがあるので、カメラをオフにして使うことがよくあります。オンラインゲームでも画面がカクカクすることがあり、ストレスを感じています。

碓井さん:家では基本的にホームルーターを利用していますが、私の部屋がルーターから離れているので、電波が悪くなるときがあるんです。その場合、Wi-Fiを切って、スマートフォンの回線でSNSに動画をアップロードするんですが、せっかく家にインターネット環境があるのに、使えないのはなんだかなぁって思います。

大塚:みなさん、それぞれに悩みがありますね。インターネット環境を改善するなら、まずはインターネットの上流側と下流側、どちらに問題があるのかをハッキリさせることが重要です。上流とは自宅からインターネットにつながる回線のところで、そこが遅いのであれば別のサービスに変えることを検討してもよいでしょう。

下流はルーターや中継器からスマートフォンやパソコンなど自分が利用している端末のところです。Wi-Fiの電波が弱いことが原因であれば、中継機を入れる、最新規格に対応したWi-Fiルーターに交換するのも1つの選択肢です。

SoftBank Airを例にすると、通信環境を改善する方法としては複数のWi-Fiのアクセスポイントをつないで網目(メッシュ)のように張り巡らす「メッシュWi-Fi」がありますね。

三次さん:私のようにスマートフォンだけで、テザリングをよく利用している場合はどうすればよいですか?

大塚:大容量の動画視聴をテザリングだけでまかなおうとするのは、コストとパフォーマンスのバランスが悪いかもしれませんね。テザリングを頻繁に利用すると通信料金もそれなりの費用になってきます。自宅用の通信回線を用意したほうが、実はお得だったなんてこともあります。

光回線、CATV、ホームルーターなど、自分の用途に合った十分なパフォーマンスの回線を自宅に用意して、外出時や自宅の回線が使用できなくなるなどの緊急時の予備としてテザリングを利用するといった使い方がよいでしょう。

「光回線にすればOK」じゃない、サービス選びの注意点

鈴木さん:インターネット回線のスピードテストとかして、「やっぱり、変えようかな」と思ったこともあるのですが、サービスがたくさんあって何を選んだらいいかわからないんですよね……。

大塚:インターネットサービスを選ぶ際に一番大事なことは、納得のいく値段で不便や不満、ストレスの解消ができるかどうかです。自分の住環境で改善するとしたら、どのような選択肢があるか確認して自分が納得できるものを選びましょう。動画視聴やオンラインゲーム、Webミーティングなど家庭でよく利用されるサービスやツールを利用するのであれば、光回線にこだわらずとも、ホームルーターやモバイルルーターで十分なケースも多いです。

碓井さん:「光が早い」って聞いたことありますけど、光回線にすればいいんじゃないんですか?

大塚:通信速度や回線の安定性など、とにかくパフォーマンスが欲しいとなれば光回線を選択することが多いと思います。ただ、自分で解消できない制約があることもあるんです。例えば、集合住宅では物件オーナーから許可が出なくて光回線の工事ができなかったり、戸建てでも開通工事が難しい地域だったりなどが挙げられます。

光回線の導入にあたっては、そうした制約があるものですが、例えばホームルーターなどは購入したらすぐに利用できるうえ、通信料が安価なプランも用意されているので検討してみてもいいでしょう。

動画やオンラインゲームも楽しめるホームルーター

三次さん:あらためて、ホームルーターがどういうものか教えてください。

大塚:ホームルーターは、5G/4Gなどスマートフォンや携帯電話で利用されるモバイル回線を使ってインターネット通信を行う通信機器です。容量無制限の製品が多いので、みなさんがよく利用される動画サービスやオンラインゲームなどもデータ容量を気にせずに楽しめるでしょう。工事は不要で、電源をコンセントに挿せばすぐに使い始めることができます。

碓井さん:スマートフォンと同じ回線を使っているなら、テザリングと同じじゃないんですか?

大塚:実は同じじゃないんです。ホームルーターのほうがスマートフォンよりアンテナが強力なので、通信状況の良い電波を利用できます。また、同時に接続できる台数が多かったり、有線でつなぐためのインターフェースを持っていたり、自宅でインターネットを利用するうえで使い勝手のよい機能がある点も特徴です。

鈴木さん:ホームルーターを使う際のポイントを教えてください。

大塚:ホームルーターはコンセントさえあれば置き場所は自由なので、まずは家の中でもっとも通信環境が良い場所に設置して、インターネット回線のパフォーマンスを最大限に高めましょう。もし、仕事部屋でWi-Fiの電波が弱いようなら、ホームルーターを仕事部屋に移動してみたり、中継器と併用するといった使い方をしてもよいでしょう。

三次さん:今日はいろいろ教えていただきありがとうございました。テザリングだけの生活に不便を感じていたので、これを機に住んでいるマンションで何が利用できるのか調べてみます。

鈴木さん:これまで不便さを感じながら、どこか我慢してインターネットを使っていたので、私も自宅の環境を見直してみます。

碓井さん:普段から当たり前にあるものとしてインターネットを使っていましたけど、人それぞれに合うものが違うんだなと勉強になりました。

大塚:「なんとなく今まで使っているから、このままでいいや」と思って、ネット環境を変えてない人のほうが多いと思います。でも、そうした状態だと、今の自分に合ったベストな選択じゃないことが多いです。インターネット環境は最終的につながるか、つながらないかが重要なので、自分の利用したい環境に 合っているかどうかを一度見直してみていいかもしれません。

アンテナセレクションで通信を安定 ソフトバンクのホームルーター「SoftBank Air」

ソフトバンクが提供しているホームルーター「SoftBank Air」は、5G※1/4Gのほか最新のWi-Fi 6にも対応したWi-Fiルーターで、サイズは約225×103×103mm、重量は約1,086gとコンパクなサイズとなっている。下りの最大スピードは2.1Gpsで、データ容量は無制限※2。最大で128のクライアント(端末)が接続可能だ。

※1 SoftBank Airでご利用いただける5G対象エリアは限られます。事前に対象エリアをご確認の上、ご契約ください。
※2 ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

  • SoftBank Airで利用できるホームルーターの現行機種「Airターミナル5」

利用を開始する際の工事は不要で、機器が届いたら電源をコンセントに挿し、ランプが点灯すれば利用可能になる。あとは、クライアント側でSSIDと暗号キーを設定すればOKだ。

毎月の利用料金(60歳未満)は基本料金が5,368円/月だが、新規申し込み者が「かんたん! SoftBank Air 1,980円ではじめようキャンペーン」※3を適用することで、6カ月目まで基本料金が3,388円割引されて1,980円/月になる。また、ソフトバンクやY!mobileユーザーであれば、対象のスマートフォンの通信料が割引になるサービス、オプション等特典もある(なお、初期費用で契約事務手数料として3,300円がかかる)。

さらに、上記のキャンペーンは適用できないが、「U29 SoftBank Air おトク! 割」が3月8日から実施中だ。29歳以下の方限定で24ヵ月間、3,080円/月で使える、とてもおトクなキャンペーンとなっている。 ※Airターミナル代が別途必要。

気になる通信の安定感についてだが「SoftBank Air」には、「アンテナセレクション」というアンテナ技術が搭載されている。同技術で、ホームルーターに内蔵されているアンテナ8本から電波強度が強い4本を自動的に選択して通信することにより、通信が安定するという。

※3 Airターミナル5を36回分割購入の場合。課金開始月~36カ月目までの解約は3,080円の支払い要。当社オンラインストア現金販売価格(割賦販売価格)71,280円。賦払金1,980円 支払期間38~41カ月 実質年率0%。

  • 「アンテナセレクション」のイメージ

さらに、「SoftBank 光」や「SoftBank Air」向けのサービスとして「メッシュWi-Fi」も提供している。有料オプション(機器代も含めて月額880円)の同サービスは、複数のWi-Fiのアクセスポイントをつないで、網目(メッシュ)のように張り巡らすことで、宅内の広範囲でインターネット環境を改善することができる。屋内で広く全体にWi-Fiが届いていない場合には有効なサービスと言えそうだ。

  • 「メッシュWi-Fi」の利用後のイメージ

SoftBank Airの特徴

座談会に参加した3人が「SoftBank Air」をレビュー! ネット環境は改善できた?

座談会に参加した3人には「SoftBank Air」を貸し出して、実際に利用してもらいその感想を聞いた。

三次さんは、「動画視聴やネットサーフィンでは、スマートフォンの回線と同レベルの快適さで利用することができました。コンセントがあれば工事不要で手軽に使えて便利だと思いました」と語った。

鈴木さんは、「家族で動画を視聴する時も、自室でオンラインゲームをする時もスムーズにインターネットを利用できました。SoftBank Airは設定が簡単なので、これからインターネット回線を契約する人にはおすすめです」と話してくれた。

そして碓井さんは、「動画を見たり、SNSにアップしたり、仕事のWeb会議でもインターネットを快適に利用できました。ただ、ルーターから離れると電波が弱くなることもあったので、メッシュWi-Fiを使ってみたいと思いました」という印象を持ったそうだ。

「SoftBank Air」は通信環境改善に向けた解決策の1つ

今回の座談会で挙げられたインターネットに関する悩みは、多く人に覚えがあることだろう。最近はパソコンやタブレット以外に、テレビをはじめ、多くの家電がネットにつながるようになってきた。スマートフォンのテザリングだけでは、容量的にも不安だ。

こういった課題の解決策の1つとして、ホームルーターが有効である点がお分かりいただけたと思う。2024年ももう少ししたら4月を迎える。新生活をスタートする人も多いだろう。そうした人は特にホームルーターの導入を検討し、「SoftBank Air」を選択肢に加えてみてはいかがだろうか?

SoftBank Airを詳しく知りたい方はこちら

[PR]提供:ソフトバンク株式会社