静岡県といえば何が思い浮かびますか。日本だけでなく世界から観光客が集まる名峰や、花火が見られる温泉地、県内だけでしか食べられない洋食など、静岡県には魅力がたくさんあります。

そこで今回、マイナビニュース会員へアンケート調査を行い、結果をランキングにまとめました。静岡県を訪れるのにおすすめの季節もご紹介しますので、ぜひ旅の参考にしてみてください。

  • 静岡県といえばランキング

    静岡県といえばをランキングで紹介します

静岡県に行ったことはある?

静岡県出身、または仕事や旅行で静岡県を訪れたことがあるかを聞いたところ、以下のようになりました。

はい…72.3%
いいえ…27.7%

今回のランキングは「はい」と答えた方からの回答を元に作成しています。

静岡県といえばランキング

静岡県といえば何が思い浮かぶかを聞いたところ、結果は以下のようになりました。

1位 富士山(29%)
2位 熱海温泉(7.4%)
2位 浜名湖(7.4%)
4位 うなぎパイ(6.9%)
5位 さわやかハンバーグ(炭焼きレストランさわやか)(5.1%)
6位 静岡茶(4.6%)
7位 うなぎ料理(4.1%)
7位 富士サファリパーク(4.1%)
9位 桜えび(2.3%)
10位 静岡県産のわさび(1.8%)
10位 伊豆半島の海岸ドライブ(1.8%)
10位 修善寺温泉(1.8%)
10位 早咲きの河津桜(1.8%)
10位 富士スピードウェイ(1.8%)
10位 富士山本宮浅間大社(1.8%)
16位 しらす丼(1.4%)
16位 富士宮やきそば(1.4%)
16位 伊豆半島の海鮮料理(1.4%)
16位 伊豆シャボテン動物公園(1.4%)
16位 浜名湖ガーデンパーク(1.4%)
16位 三保松原(みほのまつばら)(1.4%)
22位 静岡おでん(0.9%)
22位 つけナポリタン(0.9%)
22位 まぐろ(魚介類)(0.9%)
22位 城ヶ崎海岸(0.9%)
22位 駿府城跡(0.9%)
27位 フルーツ(0.5%)
27位 大室山(おおむろやま)(0.5%)
27位 天城山(あまぎさん)(0.5%)
27位 三島スカイウォーク(0.5%)
27位 ヤマハスタジアム(0.5%)
27位 浜松城(0.5%)
27位 浜名湖パルパル(0.5%)
34位 沼津魚市場の海鮮丼
34位 茶そば
34位 伊豆半島ジオパーク
34位 MOA美術館
34位 道の駅伊東マリンタウン
34位 静岡県立美術館
34位 富士山静岡空港
34位 河津七滝(かわづななだる)

ここからは、9位までにランクインした項目について、ポイントとおすすめコメントなどを紹介します。

1位 富士山(29%)

  • 富士山が静岡といえばで1位でした

    富士山が1位でした

静岡県といえばランキング、1位は「富士山」でした。静岡県と山梨県にまたがる富士山は、現在も観測が続けられている活火山。噴火をくり返すことで溶岩などが積み重なり円錐形となったとされる、成層火山です。

広い裾野をもつその姿は何とも神秘的で、信仰登山の対象としても多くの観光客が訪れます。2013年には世界文化遺産に登録され、その人気は世界へ。裾野には青木ヶ原樹海や富士五湖など火山活動が生んだ光景が広がっており、テーマパークや温泉、滝などの観光スポットも充実しています。

3つのポイント

  • 4つの登山ルート: 吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートが整備されています。
  • 白糸の滝: 幅150メートルほどの絶壁に流れる大小数百の滝は、世界遺産になっています。
  • 富士山本宮浅間大社: 裾野に徳川家康が寄進したという神殿があり、山頂には奥宮も。

おすすめする理由

「近くで見ても遠くから見ても偉大で尊い。日本の宝だと思います」(48歳女性)
「静岡県に限らず、日本のシンボル」(53歳男性)
「新幹線から富士山が見えると、静岡県に入ったなと実感できる」(50歳男性)
「静岡県で見た富士山はとても大きかったので」(43歳男性)

2位 熱海温泉(7.4%)

2位は「熱海温泉」でした。源泉は500以上あるとされ、高い湯温と豊富な湯量を誇る、全国屈指の人気温泉地です。ホテルや旅館に加え、企業の保養所やリゾートマンションなどが建ち並ぶなど、温泉リゾートの景観をなしています。

JR熱海駅からほど近い熱海サンビーチは、夏は多くの海水浴客で賑わうスポット。ヤシの木が並び、夜は美しくライトアップされます。さらにこの場所は、熱海名物である花火大会の会場に。夏だけでなく春、秋、冬と1年を通して何千発もの花火が打ち上がります。

3つのポイント

  • 圧倒的な湯量: 源泉は500以上、総湧出量は毎分約1万6,600リットルとされています。
  • ビーチのライトアップ: ヤシの木が並ぶ熱海サンビーチ一帯は、夜にライトアップされて幻想的な雰囲気に。
  • 熱海海上花火大会: 夏の5日間のほか、1年を通して開催される熱海の名物イベント。宿によっては花火大会の限定プランも。

おすすめする理由

「毎年、熱海の温泉ホテルに宿泊するほど好き」(48歳男性)
「両親が移り住み、よく行くようになった」(62歳男性)
「熱海で食べる魚介類はやっぱり美味しい」(40歳男性)
「温泉が本当に気持ちいいので」(31歳女性)

webサイト 熱海市観光協会

2位 浜名湖(7.4%)

2位には「浜名湖」も入りました。静岡県南西部、愛知県との県境に近い位置にする湖。1498年の大地震と津波で海との境目に湖口が生じ、海水と淡水が入り交じる汽水湖となっています。この幅200メートルに渡る湖口は「今切(いまぎれ)」と呼ばれています。

浜名湖には日本で唯一、湖上をわたるロープウェイ「かんざんじロープウェイ」があり、ほかにも緑が豊かでリフレッシュするのに最適な「浜名湖ガーデンパーク」なども。美しい夕日が眺められる遊覧船も人気です。

3つのポイント

  • 豊かな漁場: うなぎのほかクロダイ、車えび、あさりなどが有名で、のりやかきの養殖も行われています。
  • 汽水湖: 約500年前の地震によって海との境界がなくなり、淡水と海水が混じる汽水湖に。
  • 周辺のレジャー: ロープウェイや遊覧船、都市公園、遊園地など、レジャーが充実しています。

おすすめする理由

「新幹線からよく見えるから」(56歳男性)
「浜名湖のうなぎは昔から有名なので」(61歳男性)

4位 うなぎパイ(6.9%)

4位は「うなぎパイ」でした。静岡県浜松市に拠点を置く菓子店が手掛ける菓子。パイ生地のサクサク感と、砂糖の甘み、バターのコクが口いっぱいに広がる人気商品です。

うなぎパイが誕生したのは1961年のこと。浜松らしい菓子を模索していたなか、近隣の浜名湖がうなぎの産地として有名だったことが開発のヒントとなったのだとか。うなぎパイはうなぎの蒲焼さながらたれをぬって仕上げられており、そのたれに使われるガーリックの風味もおいしさの要となっています。

3つのポイント

  • 「夜のお菓子」: 家族が集まる夜の団らんに食べてほしい、という願いが込められたキャッチフレーズ。
  • 赤と黒のパッケージ: うなぎには滋養強壮のイメージがあることから、パッケージも栄養ドリンクを連想させる色合いに。
  • 姉妹品: ブランデーが香るタイプやナッツ入りタイプ、ミニサイズなどもあります。

おすすめする理由

「お土産によくもらうが、うなぎパイは美味しくて大好き」(49歳女性)
「静岡県に出張や旅行で訪れるときは必ずお土産に買っています」(30歳男性)
「うなぎパイのほか、同じメーカーのしらすパイも有名」(41歳男性)

住所 〒430-0933 静岡県浜松市中央区鍛冶町321-10 春華堂本店
webサイト 春華堂

5位 さわやかハンバーグ(炭焼きレストランさわやか)(5.1%)

静岡県といえばランキング、5位は「さわやかハンバーグ(炭焼きレストランさわやか)」でした。34カ所にある店舗はすべて静岡県内で、ほとんどの店舗で連日行列ができるという人気ぶりです。

特徴は、牛肉100%というボリュームたっぷりのハンバーグを鉄板にのせて提供し、客の目の前で切ってジュッと焼き付けて仕上げるという独特のスタイル。名物は250gの「げんこつハンバーグ」、200gの「おにぎりハンバーグ」となっています。

3つのポイント

  • げんこつ・おにぎり: 父親の丸く大きなげんこつ、母親のにぎるおにぎりなど、父母への感謝の気持ちが込められたというネーミング。
  • 牛肉100%: 牛肉はブロック肉で仕入れ、自社工場でミンチに。牛肉100%のハンバーグはうまみたっぷり。
  • 行列は必至: 一部の店舗では、2時間以上の行列もめずらしくないほど人気。

おすすめする理由

「静岡県に行ったら、さわやかのハンバーグは必ず食べます」(52歳男性)
「富士急ハイランドの帰りに食べたハンバーグが美味しくて、リピートしている」(65歳男性)
「すごく並んでいるが、並んでも食べたいと思うほど美味しかった」(50歳女性)

住所 〒439-0031 静岡県菊川市加茂6088 菊川本店
webサイト 炭焼きレストランさわやか

6位 静岡茶(4.6%)

6位は「静岡茶」でした。静岡県は、鹿児島県や京都府などと並ぶ茶の名産地。県内の茶園面積は、日本全国の茶園面積の約4割を占めるとされています。なかでも牧之原は茶の一大産地として有名です。

静岡茶は、宇治茶、狭山茶とともに「日本の三大銘茶」とされることも。ほかにも深蒸し製法で知られる掛川茶や、フレッシュな飲み口が特徴の本山茶など、地域のブランド茶も多く製造されています。

3つのポイント

  • 日本一の茶どころ: 静岡県には、全国の茶園面積の約4割を占める茶園が広がっています。
  • 茶の名産地が点在: 牧之原、掛川、本山(ほんやま)など、ブランド茶でも有名な産地が点在。
  • 三大銘茶: 静岡茶、宇治茶、狭山茶とともに、日本の三大銘茶とされることも。

おすすめする理由

「八女茶や宇治茶なども有名だが、静岡茶が一番美味しいと思う」(41歳男性)
「茶畑が一面に広がっているイメージ」(42歳男性)

7位 うなぎ料理(4.1%)

7位は「うなぎ料理」でした。うなぎといえば、2位「浜名湖」の名産品。明治のころから養殖が行われ、一時は全国に出まわるうなぎの約7割を浜名湖のうなぎが占めていたのだとか。

うなぎの楽しみ方は、やはり蒲焼きが定番です。甘辛いたれをぬってこんがり焼いた蒲焼きを、丼に盛ったものがうな丼、重箱に入れたものがうな重。うなぎがたくさん入るうな重のほうが高価とされます。ほかに、うなぎとごはんを混ぜて食べる「ひつまぶし」も絶品。

3つのポイント

  • 日本古来の食: 縄文時代から食べられていたとされる、うなぎ。庶民に広く広まったのは江戸時代のころ。
  • 養殖の名産地: 大規模なうなぎ養殖が始められたのは、浜名湖が初めてとされています。
  • 多様なうなぎ料理: うな丼、うな重、ひつまぶしのほか、白焼き、うざく、ちらし寿司なども。

おすすめする理由

「ふっくらとしていて美味しい」(64歳男性)
「浜名湖産のうなぎの美味しさが忘れられないから」(47歳男性)

7位 富士サファリパーク(4.1%)

7位は「富士サファリパーク」でした。園内はサファリゾーンとふれあいゾーンの2つに分かれており、サファリゾーンではライオンやチーター、ゾウ、クマ、キリンなどの大型動物を車窓から観察することができます。一方ふれあいゾーンでは、カンガルーやポニー、カピバラなどにエサをやることも。

サファリゾーンはマイカーでまわれますが、ジャングルバスなら網格子越しにライオンなどにエサをやることができます。週末にはチーターの全力疾走が見られるイベントも開催されます。

3つのポイント

  • 富士山ビューポイント: 園内には富士山がきれいに見えるスポットが点在。園内マップに記載されています。
  • スーパージャングルバス: バスの側面だけでなく、天井も金網張り。天井に飛び乗った動物の動きなどは迫力満点です。
  • アドベンチャーツアー: スタップのガイドとともに、サファリゾーンの外周を2時間かけて歩くツアーも開催。

おすすめする理由

「家族で3度行った。いろいろな動物を見ることができて、とても良かった」(67歳男性)
「敷地が広く、動物がのんびり過ごしている感じがします。園内にはお土産も充実。子どもからまた行きたいとせがまれます」(36歳男性)
「以前流れていたCMソングが頭から離れないから」(48歳男性)

住所 〒410-1231 静岡県裾野市須山字藤原2255-27
webサイト 富士サファリパーク

9位 桜えび(2.3%)

9位は「桜えび」でした。静岡県が面する駿河湾は、淡いピンク色に色づいた桜えびの名産地。特に富士川の河口付近に多く生息するとされています。

カルシウムが含まれた殻ごと食べる桜えびは、栄養が満点。生や釡あげでは豊かな甘みを、かき揚げや素干しでは香ばしさやあとを引くうまみが堪能できます。

3つのポイント

  • 日本有数の産地: 国内では駿河湾のほか、東京湾、相模湾にのみ生息。
  • 由比桜えびまつり: 6月ごろに開催される名物イベント。漁師メシが味わえるとあって、毎回大盛況に。
  • 資源の保護: 漁の期間を限定するなど、大切な資源として守られています。

おすすめする理由

「由比港の桜えびまつりに行き、かき揚げ丼やかき揚げそばを食べるのが楽しみ」(45歳男性)
「桜えびのかき揚げが大好きです」(66歳男性)

webサイト 由比港漁港

静岡県のおすすめの季節は?

静岡県を訪れるのにおすすめの季節を聞いたところ、多い順に以下のようになりました。

1位 春(3月~5月)…31.2%
2位 夏(6月~8月)…25.6%
3位 年間通しておすすめ…22.8%
4位 秋(9月~11月)…16.3%
5位 冬(12月~2月)…4.2%

春(3月~5月)がおすすめの理由

「富士山の雪景色と、桜や菜の花とのコントラストが良い」(70歳男性)
「ゴールデンウィークに行ったとき、少し肌寒かったがゆっくり観光できた」(47歳男性)
「久能山のいちご狩りや桜えびの季節なので」(59歳男性)
「富士山の五合目に行くにはいい時季だと思う」(65歳男性)
「河津桜がとてもきれいなので」(63歳男性)

夏(6月~8月)がおすすめの理由

「海水浴、山登りなどができるから」(56歳男性)
「茶畑の景色がとてもきれいなので」(37歳男性)
「富士山を眺めながら、浜名湖でうなぎを食べたい」(50歳男性)
「海沿いのドライブは夏が気持ちいいから」(50歳女性)

年間通しておすすめの理由

「うなぎや静岡おでんなど、年間通して美味しいものがあるので」(56歳男性)
「富士山はいつだって素晴らしいから」(49歳女性)

秋(9月~11月)がおすすめの理由

「少し肌寒くなった季節に温泉が気持ちいい。熱海の食も楽しめると思ったので」(31歳女性)
「雪が積もり始めた富士山と紅葉がきれい」(45歳男性)

冬(12月~2月)がおすすめの理由

「寒くなると静岡おでんが恋しくなるので」(53歳男性)
「空気が澄んで、富士山がとてもきれいに見える」(34歳男性)

静岡県といえばやっぱり富士山! 大自然やグルメも

静岡県といえばランキングをご紹介しました。約3人に1人が選んだ「富士山」が堂々の1位となり、2位は同率で「熱海温泉」と「浜名湖」という結果に。あなたのイメージする静岡県と違いはありましたか?

トップ9で唯一、施設としてランクインした「富士サファリパーク」からも、富士山の絶景を思う存分満喫できます。そして富士山はもちろん、静岡県だけで楽しめるハンバーグや桜えびも魅力的。

心身ともにリフレッシュしたくなったら、静岡県に出かけてみませんか。

調査時期: 2024年3月6日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計300人(男性: 243人、女性: 57人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート