フジテレビの動画配信サービス「FOD」では、人気のフジテレビドラマを毎月5作品、毎日新たなエピソードを無料で配信するキャンペーン「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」が開催中。今回は、豪華キャストが共演した注目作から、ベストセラーをドラマ化した話題作まで、5月に「FOD」で配信された5作品を紹介する。

2015年に放送された『5→9〜私に恋したお坊さん〜』は、石原さとみと山下智久によるラブコメディで、モテ期が到来した英会話講師とイケメン僧侶の恋模様が描かれた。注目したいのは山下演じる星川高嶺のキャラクター。高学歴・高身長・高収入と三拍子揃った上に英語もペラペラで高級車を乗り回す高嶺は、真面目ながらも僧侶とは思えない型破りな人物で、一目惚れした桜庭潤子(石原)にグイグイと迫っていく。一方の潤子は高嶺の行動に振り回され、戸惑うばかり。しかし、次第に高嶺の熱意に惹かれていき、彼のことを受け入れることに。潤子の目指している夢や寺の跡継ぎ問題などもありつつ、2人の胸キュンストーリーが展開していく。

全米大ヒットドラマシリーズが原作の『SUITS/スーツ』は、織田裕二が敏腕弁護士を演じた2018年放送のリーガルドラマ。都内の大手弁護士事務所を舞台に、エリート弁護士の甲斐正午(織田)と、驚異的な記憶力を持つアソシエイト弁護士の鈴木大貴(中島裕翔/Hey!Say!JUMP)が数々の訴訟に挑んでいく。勝つためにはグレーな行為もいとわない甲斐と、そんな甲斐に呆れつつも付き従う大貴のバディ感が見どころの一つ。2人のかけ合いには、思わずニヤッとしてしまうはず。また、弁護士事務所の所長・幸村チカを演じる鈴木保奈美と織田の『東京ラブストーリー』以来27年ぶりとなる共演は、往年のファンを喜ばせた。

相葉雅紀が主演を務めた2017年放送の『貴族探偵』は、すべてが謎のベールに包まれた貴族探偵が事件の真相に迫るミステリードラマ。貴族探偵本人は推理をせず、使用人たちが捜査を行いながら、犯人を追い詰めていく。風変わりな設定や斬新なトリックはもちろん、毎回事件に関わることになる新米探偵・高徳愛香(武井咲)と貴族探偵のやり取りも魅力。紳士的に振る舞う貴族探偵に対し、ライバル心むき出しの愛香はいつも反発してしまうが……。滝藤賢一、中山美穂、松重豊など、貴族探偵の使用人を演じた豪華キャストも話題をさらった。

作家・森博嗣のベストセラーシリーズを武井咲と綾野剛のW主演で2014年にドラマ化した『すべてがFになる』は、主人公の2人が論理的思考を武器に事件を解決するサイエンスミステリー。“リケジョ”の女子大生・西之園萌絵(武井)と、圧倒的な分析力と考察力を持つ准教授・犀川創平(綾野)の師弟コンビが、犯人たちの仕掛けたトリックや巧妙に張り巡らされた罠と対峙する。思わずゾッとしてしまうような描写もありつつ、登場人物たちのキャラクターや効果的な演出も相まって、独特な世界観を構築。1エピソード前後編の2話完結のため、テンポよく一気に視聴することができる。

『シックスティーン症候群』は2020年にFODで配信された後、地上波でも放送された竹内愛紗主演の青春群像劇。ボーイッシュで活発な女子高生の東息吹(竹内)は、小学生時代のある出来事から、幼馴染で男性恐怖症の織田沢めい(武田玲奈)を守ろうと心に決めていた。そんな息吹とめいの2人に、チャラ男の浅田睦巳(板垣瑞生)と、小柄で可愛らしい浅田睦巳(ゆうたろう)が加わり、やがて四角関係へと発展していく。登場人物が抱える過去やコンプレックスを背景に、恋や友情といった普遍的な物語が展開。揺れ動く16歳の心情を鮮やかに描き出している。

今回のキャンペーンでは、1年を通して、日々の生活にドラマを取り込むことができる機会を創出。思い出に残っているドラマや、見ようと思っていたドラマなど、気になる作品があれば、この機会にチェックしてみては。