Apple Watch Series 4以降(SEを除く)とApple Watch Ultraシリーズでは、Apple Watchを使って心電図を取ることができます。また、バックグラウンドで心拍リズムをチェックし、心房細動の兆候があった場合に通知してくれます。

「心電図」アプリとは?

心電図とは心臓を通る電気信号を記録したグラフです。健康診断等で経験のある方も多いでしょう。しかし、健康診断で使われるような大掛かりな計測機器でなく、Apple Watchだけで計測が可能。しかも不調を感じたその時に計測することができるため、医療現場からも注目を集めているというわけです。

Apple Watchで心電図を計測するには次の方法で操作します。

  • Apple Watchを装着した腕をテーブルの上などに平らに固定し、「心電図」アプリを開きます。デジタルクラウンに人差し指の腹を当てます。計測が始まったら30秒間動かさず、そのままにします

  • 計測が終了しました。結果が表示されます。下へスクロールして、計測時の体調をメモしておくことができます

不規則な心拍の通知機能

心電図は、アプリを開いて計測するだけでなく、バックグラウンドでも心拍リズムをチェックして、心房細動の兆候がある不規則な心拍リズムを検知した場合に通知してくれます。

不規則な心拍の通知機能を使用するには、下記の手順で設定します。

  • 「設定」を開き、下へスクロールして[心臓]をタップ。[不規則な心拍の通知]がオンになっていればOKです。オフの場合はタップして開き、オンにします

これで、Apple Watchがバックグラウンドでユーザーの心拍リズムを時折チェックします。そして、不規則な心拍リズムが検出されるとユーザーに通知します。

  • 心房細動を示唆する不規則な心拍リズムを検知すると、通知が表示されます。通知が出た場合は早急に医師へ相談することをお勧めします