アル・ドゥハイルでプレーするコウチーニョ [写真]=Getty Images

 アストン・ヴィラからアル・ドゥハイル(カタール)へとレンタル移籍中のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが、古巣であるヴァスコ・ダ・ガマに復帰する可能性があるようだ。16日、イギリス紙『デイリー・メール』がブラジルメディア『TNTスポーツブラジル』の報道を引用して伝えている。

 現在31歳のコウチーニョは、母国ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマの下部組織出身。インテル、エスパニョールなどでプレーし、2013年夏に加入したリヴァプールでブレイク。在籍した約5年間で公式戦通算201試合に出場し、54ゴール45アシストを記録した。2018年1月には、1億4200万ポンド(約279億円)もの移籍金でバルセロナに完全移籍。しかし、期待に応える活躍を見せられず、バイエルンへの期限付き移籍を挟んでバルセロナに復帰すると、2022年1月にアストン・ヴィラにレンタル加入し、半年後には完全移籍に移行した。

 再びプレミアリーグに活躍の場を求めたコウチーニョだったが、負傷の影響もあり望んだ出場機会を得られずにいた2023年9月に、アル・ドゥハイルへのレンタル移籍を決断。そんななか、今シーズンもカタールの地でプレーを続ける同選手に、古巣であるヴァスコ・ダ・ガマへ復帰する可能性が浮上したという。報道によると、ヴァスコ・ダ・ガマはレンタル移籍での獲得に興味を示しており、最終的に400万ポンド(約7億9000万円)から600万ポンド(約11億8000万円)での買い取りを希望しているようだ。

 なお、クラブ・選手情報サイト『transfermarkt』によると、コウチーニョの市場価値は640万ポンド(約12億6000万円)で、2018年10月の1億2800万ポンド(約252億円)から95パーセント下落している模様。果たしてコウチーニョは、来シーズンどのクラブでプレーすることになるのだろうか。