三井不動産は5月10日、サステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークを策定した。あわせて、サステナブルファイナンスの累計金額が1兆円を超えたことを発表した。

  • 2023年度 サステナブルファイナンス実績

新たなサステナビリティ・リンク・ファイナンスフレームワークは、サステナブルファイナンスの調達手法を拡充することにより、さらなるサステナブルファイナンスの推進を図るため策定する。フレームワーク策定においては、第三者評価機関であるムーディーズ・ジャパンより、セカンドパーティー・オピニオンの取得をしている。ストラクチャリング・エージェントとして、野村證券の支援を受けている。

同社は2023年度、グリーンボンド総額2,300億円の発行をはじめ、グリーンローン、サステナビリティ・リンク・ローンおよびポジティブ・インパクト・ファイナンスなど、多様なサステナブルファイナンスの手法を用いて調達を実施。2024年3月末時点において、同社のサステナブルファイナンス調達額は、国内不動産会社として初めて累計額1兆円を超えた。