背面コネクタ仕様のマザーがついに発売

MSIから、新しいスタイルのマザーボード「Project Zero」シリーズが登場した。これは、従来基板の表側にあったコネクタやピンヘッダを、裏側に配置するというもの。この背面コネクタに対応した専用ケースが必要になるものの、ケーブルを表側から見えなくし、すっきりした外観を実現できるほか、エアフローの改善も期待できるだろう。

  • MSIの「B760M Project Zero」。良く見ると、コネクタがこちら側に無い

    MSIの「B760M Project Zero」。良く見ると、コネクタがこちら側に無い

  • フルカバー仕様の「B650M Project Zero」は、従来との違いが分かりやすい

    フルカバー仕様の「B650M Project Zero」は、従来との違いが分かりやすい

今回、同シリーズのマザーボードとして発売されたのは、Intel向けの「B760M Project Zero」と、AMD向けの「B650M Project Zero」の2モデル。どちらもmicroATXの製品で、価格は37,000円前後だ。対応ケースとしては、同社からは「MAG Pano M100R PZ」が4月24日に発売される予定となっている。

  • B760M Project Zeroの背面。基板の周囲3方向にコネクタ類が配置されている

  • B650M Project Zeroの背面も同様だ。どちらも対応ケースが必須な点には注意

なお、同じように背面コネクタを採用した製品は、ASUSも投入を予定している。過去の「BTX」や「DTX」の例を見ても、新しいスタイルは1社だけで頑張ってもなかなか定着しにくいものではあるが、今後、ケースメーカー各社が対応製品を増やし、業界全体で盛り上がっていくことを期待したい。

ASUSのNoctuaコラボにRTX 4080 SUPER版

ASUSの「RTX4080S-O16G-NOCTUA」は、Noctuaの高性能ファン「NF-A12x25 PWM」をデュアル搭載したGeForce RTX 4080 SUPERグラフィックスカード。ファン自体が25mm厚のため、5スロット分も占有してしまうものの、高い静音性と冷却性能が期待できるだろう。映像出力端子は、DisplayPort×3とHDMI×2。価格は230,000円前後だ。

  • ASUSの「RTX4080S-O16G-NOCTUA」。製品パッケージもNoctuaカラーになっている

  • カードは4.3スロット厚。これまでのNoctuaコラボ製品と同様に、すごく厚い

ジャスト2スロット厚のRTX 4080 SUPER

ELSAの「GeForce RTX 4080 SUPER S.A.C X3」は、同社オンラインショップ限定というGeForce RTX 4080 SUPERグラフィックスカード。96mmファンをトリプル搭載し、同GPU搭載モデルとしては薄い2スロット厚を実現した。ただ、幅が141mmと、通常のS.A.Cモデルより大きいため、ケースとの干渉には注意が必要だ。価格は171,820円。

  • ELSAの「GeForce RTX 4080 SUPER S.A.C X3」。LEDは搭載していない

  • カードはジャスト2スロット厚。ただし横側に大きくはみ出る点には注意