『OpenWork』を運営するオープンワークは、社員が選ぶ「働きがいのある企業ランキング 2024」を1月25日に発表した。同調査は、2023年1月1日~12月31日の期間、「OpenWork」に投稿された現職または1年以内に退職した社員によるレポート回答を対象に行われた。

  • 働きがいのある企業ランキング 2024

同ランキングは、「待遇面の満足度」「社員の士気」「風通しの良さ」「社員の相互尊重」「20代成長環境」「人材の長期育成」「法令順守意識」「人事評価の適正感」という8つの評価項目をもとに同社独自のアルコリズムによって算出されている。

働きがいのある企業ランキングの1位は「リクルート」(4.61点)、2位「PwCコンサルティング」(4.61点)、3位「電通」(4.56点)、4位「アビームコンサルティング」(4.56点)、5位「日本アイ・ビー・エム(IBM)」(4.55点)と続いた(順位は小数点第5位までの集計結果)。

TOP10のうち7社が外資企業だった昨年に対し、5社が日系企業となった今年のランキング。働き方に関する先進的な取り組みを行っている企業が名を連ねたといい、ランクインした日系企業のクチコミからは、「社会へのインパクト」「成長機会」に関する声が多く見受けられた。

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また、ランクイン企業全体として「年次に関係なく、裁量権が与えられること」に対する評価の声が多くあがったとのこと。

働き方改革による「働きやすさ」に関する評価は高まる一方、「働きがい」は日本全体において二極化しやすい側面があるという。終身雇用制度を廃止し、ジョブ型雇用を導入する企業が増える中、若手のうちから裁量権を与えられスキルセットできる環境を求める機運の高まりがうかがえる結果に。

また、OpenWorkの定量スコアは、総合評価の他に8つの項目があり、ランクイン企業は、各指標全体的に高評価を得ている「オールラウンド型」であることが想像されやすいが、特定の項目において特に高い評価を得ている「スパイク型」企業のランクインも複数見受けられたという。