婚活事業を複合展開するIBJは、婚活中の男女を対象とした「看護師の婚活事情」についての調査結果を公開した。その結果によると、男性の結婚したい職業ランキングの1位は「看護師」だが、現役看護師の8割弱がモテを感じていないことが明らかとなった。

  • 「看護師の婚活事情」に関する調査結果を公開 (IBJ調べ)

    「看護師の婚活事情」に関する調査結果を公開 (IBJ調べ)

本調査は、2024年1月5日から1月9日にかけて、婚活中の男女2,402人(男性1,629名、女性773名)を対象に行われたもの。

調査の結果、結婚したい職業ランキングで、男性では「看護師(195票)」が1位に。次いで「保育士(119票)」、「薬剤師(113票)」と続いた。「看護師」を選んだ男性の理由には、「どこでも働けるから」「安定していそうだから」「優しいイメージがあるから」などが挙げられていた。

  • 男女別「結婚したい職業ランキング」 (IBJ調べ)

女性では、「国家公務員/公務員(154票)」がトップに。次いで「技術/研究職(84票)」、「経営者/会社役員(51票)」と続いた。「国家公務員/公務員」を選択した女性の理由は、「経済的にも仕事的にも安定しているから」が約9割を占めたという。

続いて、男性の結婚したい職業ランキング1位に選ばれた「看護師」だが、現役看護師に「看護師になってから“モテる”と感じた経験の有無」を聞いたところ、78.3%の女性が「いいえ」と回答。結婚したい職業として人気だが、当事者はそのように感じていないようだ。

  • 男性人気に高い「看護師」だが、実際には「モテ」を感じていない模様 (IBJ調べ)

この理由には、看護師の「忙しい」や、「不規則」などの環境が関係しているのかもしれない。「普段、恋愛や結婚につながる出会いはありますか」という質問では、75.0%の女性が「ない」と回答。また職業柄感じる、恋愛をするうえで大変なことは「生活リズムの不一致(30.3%)」が最多となり、交際が決まっても「お休みが合わない」「夜勤がある」などすれ違うケースもあるようだ。さらに、「忙しくて恋愛をする時間が取れない(13.6%)」という人も一定数いる結果となった。

  • 7割以上の女性が、日常で恋愛や結婚につながる出会いがない (IBJ調べ)

  • 職業柄感じる、恋愛をするうえで大変なことは「生活リズムの不一致」が最多 (IBJ調べ)

一方で、「看護師になってから“モテる”と感じた経験がある」と回答した人は、「婚活パーティーで職業欄に看護師と記載すると半分以上の方からいいねをもらう」「結婚相談所に入会するまで彼氏が途切れたことがない」など、看護師という職業が恋愛においてプラスに働くこともあるようだ。

ネット上では「結局はお金と自由な時間ができるから!」「職業で選ばないほうがいい」「看護師に幻想抱きすぎです」「看護師と結婚したけど、風邪の時に優しく看病してくれるとか妄想しちゃダメだよ!現実は甘くないっす😭」など、様々な意見が寄せられた。