NVIDIAが2024年1月9日にCES 2024で発表した新GPUの「GeForce RTX 40 Super」シリーズ。RTX 4080 Super/4070 Ti Super/RTX 4070 Superの3モデルが用意されている。今回、GeForce RTX 4070 Super Founders Editionを入手することができたので、さっそく開封していきたい。

  • GeForce RTX 4070 Super Founders Edition。価格の目安は599ドルから

    GeForce RTX 4070 Super Founders Edition。価格の目安は599ドルから

まずは、「GeForce RTX 40 Super」シリーズのスペックをCES 2024発表の情報から整理しておこう。Superが付かないモデルから性能が底上げされものだ。

RTX 4080 Super GDDR6X 16GB 52 Shader TFLOPS 121 RT TFLOPS 836 AI TOPS
RTX 4080 GDDR6X 16GB 49 Shader TFLOPS 113 RT TFLOPS 780 AI TOPS
RTX 4070 Ti Super GDDR6X 16GB 44 Shader TFLOPS 102 RT TFLOPS 706 AI TOPS
RTX 4070 Ti GDDR6X 12GB 40 Shader TFLOPS 98 RT TFLOPS 639 AI TOPS
RTX 4070 Super GDDR6X 12GB 36 Shader TFLOPS 82 RT TFLOPS 568 AI TOPS
RTX 4070 GDDR6X 12GB 29 Shader TFLOPS 67 RT TFLOPS 466 AI TOPS

RTX 4080 Superは999ドルで1月31発売予定、RTX 4070 Ti Superは799ドルで1月24日発売予定、RTX 4070 Superは599ドルで1月17日発売予定となっている。

GeForce RTX 4070 Super Founders Editionのパッケージは、これまでのRTX 40シリーズのFounders Editionと同様に真っ黒で長方形のデザインだ。構造も同様で、両側面にある「TEAR」と書かれたシールを剥がすとフタが持ち上がるようになり、背面まで開けばカードとご対面だ。パッケージは三角形になり、カードが収納されている部分の周囲には集中線があり、「ドーン」というフキダシを入れたくなるような雰囲気になっている。

  • ブラックで渋い感じのパッケージ

  • まずは側面にある「TEAR」というシールを剥がす

  • フタを持ち上げると開く仕組み

  • フタを背面まで回すとディスプレイ台のようになる。カードは中央に収納されている

カードを取り出すと、その下に小さな箱が収納されている。この箱には簡単な説明書と電源コネクタ「12VHPWR」を従来のPCI Express 8ピン(6ピン+2ピン)×2基に変換するためのケーブルが入っている。

  • カードの下には小さな箱が収納されている

  • 箱には説明書と12VHPWRをPCI Express 8ピン×2基に変換するケーブルが入っている

ここからは本体を見ていこう。デザインはGeForce RTX 4070 Founders Editionと同じだ。ただ、カラーリングはブラックで統一されており、シルバーカラーが入っていた従来のFounders Editionよりもシックな仕上がりになっている。カード長は筆者の実測で242mm。厚みは2スロット分と比較的コンパクトだ。ファンは表に吸気、背面に排気ファンを1基ずつ備えている。

  • 取り出したGeForce RTX 4070 Super Founders Edition

  • デザインはGeForce RTX 4070 Founders Edition(左側)と同じでカラーリングが異なる

  • 正面側。実測で口径90mmの吸気ファンが取り付けられている

  • 背面側。同サイズの排気ファンがあり、熱を逃がしやすくしている

  • 映像出力はDisplayPort×3、HDMI×1とオーソドックス

  • カードの中央付近に12VHPWRコネクタを備える

  • 12VHPWRを8ピン×2基に変換するケーブルを接続したところ

と、ここまでがGeForce RTX 4070 Super Founders Editionの開封だ。パフォーマンス検証については近日中にお届けできるだろう。RTX 4070からどこまで性能が向上しているのか気になるところだ。