watchOS 9で搭載された「服薬」に、新たに飲み忘れ&記録忘れ防止に役立つ機能が追加されました。服薬スケジュールの通知から30分間服薬が記録されない場合の「フォローアップリマインダー」と、消音時でも音を鳴らす「重大な通知」設定です。

「服薬」機能とは?

「服薬」は、2022年のwatchOS 9に新しく搭載された機能で、iOSでは「ヘルスケア」の項目の一つに含まれています。服用する薬の種類と服用時刻を設定しておくと、決まった時刻に通知が届き、服用したことを記録できるというものです。

  • 服用する薬を登録するには、iPhoneの「ヘルスケア」アプリから[ブラウズ]タブ→[服薬]→[薬を追加]の順にタップ。薬の名前や色・形状を登録し、服用(使用)する回数や時刻を設定します

  • 設定した時刻に通知が届きます。通知上から服用の記録またはスキップができます。過去の服用記録は「ヘルスケア」に保存されます

服薬機能の使い方について、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

「フォローアップリマインダー」の使い方

watchOS 10では、設定した時刻から30分しても服薬が記録されなかった場合、追加で通知が届く「フォローアップリマインダー」機能が追加されました。設定はiPhoneの「ヘルスケア」で行います。

  • 「ヘルスケア」を開き、[ブラウズ]タブ→[服薬]の順にタップします

  • [オプション]を開き、[フォローアップリマインダー]をオンにします。

さらに、特に飲み忘れを防ぎたい薬がある場合は、消音中や集中モード中でも通知が届くよう「重大な通知」に設定することも可能です。

  • [重大な通知]をタップ。重大な通知に設定する薬をオンにして、アラートが表示されたら[許可]をタップします

「フォローアップリマインダー」が届いた場合の対応方法

服薬の通知やフォローアップリマインダーが届いたら、次の手順で服薬を記録します。服用しない場合は「服用しなかった」こと(スキップ)を記録します。

  • 設定した時刻に通知が届き、入力がないと30分後にフォローアップリマインダーが届きます。「重大な通知」に設定した場合は、消音中でも音が鳴ります

  • 服用した場合は[すべて“服用”として記録]、服用しない場合は[すべて“スキップ”として記録]をタップします。後ほど記録する場合は[10分後に再通知]をタップします