Major League Baseball (MLB) は7月5日(米国時間)、仮想ボールパーク「Virtual Ballpark」を発表した。世界中のベースボール・ファンが交流し、実際のメジャーリーグ球場の体験を没入感のあるデジタル体験で実感できるようにデザインした。MLBオールスターウイーク(7月8日〜12日)に行われるセレブリティ・ソフトボール・ゲーム(7月8日)のオンライン観戦会がVirtual Ballparkの第1回イベントになる。

観戦会に参加するには、MLBプロフィールにサインインして、Virtual Ballparkのサイトを訪れる。ファンはチームのウェアでアバターをカスタマイズでき、参加者にはCandy Digitalが作成した記念デジタルチケットが配布される。

参加者はインタラクティブなソーシャル・スペースでライブイベントを楽しんだり、周りの他の参加者と交流することが可能。ボールパーク内のビデオボードで、試合のライブ配信やVirtual Ballpark内だけで楽しめる独占インタビューを視聴し、試合中にシアトルのT-Mobile Parkで行われているイベントとリアルタイムで連動したミニゲームもプレイできる。

MLBは今シーズン中に複数のVirtual Ballparkイベントを行い、デジタルのボールパーク体験のファンへの浸透を図る。Virtual Ballparkは、相互運用可能なメタバースのネットワークM²(MSquared)を手がける英Improbableとの共同開発によるもので、今後は新たな機能の追加に加えて、他のプラットフォームとの接続も検討している。