開園前から大きな注目を集めるジブリパーク。11月1日のオープンを前に、3つのエリアの内覧会が行われました。今回は、トトロをモチーフにした「どんどこ森」をくわしくご紹介していきます。

  • どんどこ森

森の中にたたずむ「どんどこ森」

「どんどこ森」は、『となりのトトロ』の舞台である昭和初期の景観をイメージしたエリア。「どんどこ」とは、劇中サツキとメイがトトロと蒔いた芽の発芽を願って踊る「どんどこ踊り」に由来しているそうです。

2005年の愛・地球博で宮崎吾郎監督が制作を担当した「サツキとメイの家」。閉会後も愛・地球博記念公園で展示されており、ジブリパークでも引き続き展示されます。

  • サツキとメイの家

昭和10年代の建築様式、昭和30年代の生活様式をもとに1年半かけて建てられたこの家は、中の様子も見学することができます。

どんどこ堂はあのキャラクター

サツキとメイの家の手前の階段を上っていくと、山頂に「どんどこ堂」があります。

ベビーカーや車いす、体の不自由な人のために「どんどこ号」というスロープカーがあるのでご安心を。

  • スロープカー

山頂に立つ「どんどこ堂」は高さ5メートルの木製遊具になっていて、小学生以下の子どもは中に入って遊ぶことができます。

  • どんどこ堂

そばにある「どんどこ売店」では、おみくじやキーホルダーなどのオリジナルグッズを販売。ここでしか買えないので必見です。

このエリアは森の中に作られているため、結構歩くのですが、そんな時は入口付近の「どんどこ処」で休憩を。飲み物やアメのほか、傘なども販売しています。ちなみに「どんどこ処」は無料エリアのため、誰でも利用可能です。

  • どんどこ処は誰でも利用可能

自然を体いっぱいに感じて

オープン前内覧会の会見で宮崎吾郎監督が語った、「自然があってこその建物」という考え方。それを最も体現しているのが、このエリアだと感じました。

「ジブリの大倉庫」からは徒歩20分と距離がありますが、自然を楽しみながら散策ができるようなルートになっています。ちなみに、園内バスも運行しているので、そちらも使用可能です。

「どんどこ森」のチケットは、大人1,000円、子ども(4歳~小学生)500円。ジブリパークは全エリア日時指定の予約制となっています。

※一部、一般の来園者は撮影できないエリアがあります。

(c)Studio Ghibli