昨年のドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)で、ある問題を抱えた虫好きの原健太、『恋です! 〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(日本テレビ系)で盲学校に通う青野陽太などの難役を見事に演じきり、大きな話題を呼んだ俳優・細田佳央太。きょう15日スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』(毎週土曜23:00~)で、ひょんなことからイケメンばかりが通う美南学園に入学してしまう平凡な高校生・池田龍馬役としてドラマ初主演を務める。

細田は現在20歳の新成人。今回は、朝の情報番組や話題のドラマに出演した19歳の振り返りや、『ドラゴン桜』で共に学んだ藤井遼役・鈴鹿央士との交流を聞いた。

  • 俳優の細田佳央太 撮影:宮田浩史

    俳優の細田佳央太 撮影:宮田浩史

――12月に20歳を迎えて、今年の新成人となった細田さんですが、19歳はどんな1年でしたか。

今までにないくらい多くの人と関わらせて頂けた1年でした。ドラマや映画だけじゃなく、朝の情報番組やバラエティ番組に出演させて頂く機会も増えて、当たり前に見ていた番組も裏ではこういうチームワークで制作されているんだなという発見もありました。

――朝の情報番組のために早起きするのは大変でしたか。

『ラヴィット!』は普段の撮影と変わらない5時50分起床だったので大丈夫でしたが、『ZIP!』は、2時起床で早かったです。僕はスロースターターなので、頭を回転させておくために家を出る1時間前には起きていましたね。

――2時はまだ夜の時間ですね! たくさんの経験をされた19歳だったと思いますが、誕生日のインスタグラムでは「Lv.19→Lv.20。ステータスに変化はありませんでした」と綴られていました。変化がなかったというのは。

もともと1つ数字が大きくなるだけで変化なんてないとは思っていましたが、20歳になってもやっぱり実感がわかなくて。1カ月経った今も変わらないなと思っているくらいなので、「成長しました!」とは書けませんでした。「Lv.」の部分は、ゲームが好きなのでパラメーターとかHPとか色々な言葉の中から選びました(笑)。

――「20歳に見えない貫禄がある」、「まだ10代だったんだ」というコメントも寄せられていましたが。

僕だけじゃなく、今の20歳って皆そう見える気がします。同い年の方と共演すると僕も「見えない!」「自分が心配になる」と感じるんですよね。僕みたいに10代のうちから斜に構えている子が多いからかもしれません。

――細田さんはご自身のことを「斜に構えている」と思っているんでしょうか。

ひねくれているなと思います(笑)。本来の20歳ってもっとキャッキャしているはずで、それもいいなと知りつつも自分には無理だなと思ってしまうところがあって。かわいげのない20歳だなと思います。