MVNOサービス「トーンモバイル」を運営するフリービットは10月7日、NTTドコモの「エコノミーMVNO」に参画すると発表した。トーンモバイルが12月に投入する予定のティーン向けのiPhone用格安SIM「トーンモバイル for docomo」(仮称)が、全国約2,300カ所のドコモショップで契約できるようになる。契約前の説明や購入後のサポート、iPhoneなどのスマートフォンの購入もドコモショップで対応する。

  • フリービットの石田宏樹社長

ドコモショップで12月から取り扱いを開始するトーンモバイルのティーン向け格安SIM「トーンモバイル for docomo」(仮称)は、AIを用いた子どもの見守り機能「TONEファミリー」を搭載しており、子どものネット利用や生活が保護者のスマートフォンで見守れるのが特徴。対象スマートフォンは、学生層に絶大な人気を持つiPhone。保護者が見守りに利用するスマートフォンは、iPhoneとAndroidの両方に対応する。料金は未定だが、NTTドコモ側はエコノミーMVNOを「通信容量は小容量、超低廉な料金」と位置づけており、意欲的な低料金になる可能性が高そうだ。

トーンモバイルは、同社が独自開発したTONEファミリーの評価が高いが、これまで格安SIMの販路はインターネットの直販や「カメラのキタムラ」に限られており、“知る人ぞ知る”といった存在だった。今後、ドコモショップの店頭でプランの説明や契約の機会が獲得できることで、学生を持つ親の間で一気に知名度や存在感が高まりそうだ。