レクサスはこのほど、ハイブリッド専用モデル「CT200h」をマイナーチェンジして発売したことを受け、テレビCMをはじめとするユニークな広告展開を開始した。テレビCMは錯視を利用したトリックアートを随所に散りばめた刺激的な映像で、注目を集めそうだ。

レクサス「CT200h」テレビCMの一場面

外国の都市を舞台に撮影されたテレビCMでは、「CT200h」が市街地を軽快に走り回る。駐車時や走行中、他車と接触したかに見えるが、じつは他の車両は、路面や建物に描かれた「絵」。特定の角度から見ると本物と錯覚してしまうトリックアートなのだ。

トリックアートは他の車両だけではなく、テレビCMの全編に散りばめられており、視聴者は最初から最後までだまされそうな展開に。とくにクレーンを使った俯瞰(ふかん)カットは非常に大がかりで、ワンシチュエーションの中に8個のトリックが隠されているという。1度見ただけでは、そのすべてを見破るのは不可能に近く、何度でも繰り返し見たくなる映像に仕上がっているようだ。

「CT200h」の広告展開では、その他にも「trick CT TRIP」と題したトリック写真ウェブコンテンツや、雑誌広告連動パノラマ「Amazing 360°」も展開される。「trick CT TRIP」は、「どんな都市でも、CTさえあればFUNがあふれる街になる」をコンセプトに、アメリカ西海岸で撮影されたさまざまなトリック写真を公開。「CT200h」がミニチュアに見えるなど、ユニークな写真を1日1枚ずつ公開していく。

「Amazing 360°」は、雑誌広告に掲載されたバーコードをスマートフォンで読み取り、アクセスすると、CM撮影地・リスボン(ポルトガル)の全方位パノラマビューが見られる。上下方向まで自由に方向を変えてリスボンの街を体感できるユニークなコンテンツだ。

「CT200h」は、レクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルを新たに採用するなど、外観をリファインし、4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイの内容など装備も充実させた。価格は448万円からとなっている。