マイケルは7月に心臓発作で倒れて入院。治療に専念していた (C)BANG Media International

俳優のマイケル・クラーク・ダンカンが、9月3日、米ロサンゼルスの病院で死去した。54歳だった。

マイケルは不思議な力を持つ死刑囚ジョン・コフィー役を演じた『グリーンマイル』(1999年作)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされただけではなく、『アルマゲドン』(1998年作)、『隣のヒットマン』(2000年作)、『デアデビル』(2003年作)、『シン・シティ』(2005年作)、『グリーン・ランタン』(2011年作)など数多くのヒット作に出演してきた。

広報担当ジョイ・フィリーは、マイケルの婚約者オマロサ・マニゴールの言葉として声明を発表している。「オマロサは皆さんの祈りに感謝すると共に、プライバシーの遵守をお願いしています。公私共にマイケルの人生の成功を祝福することを後に公表したいと思います」。オマロサは、マイケルが心臓発作で入院してからは付ききりで看病していたという。

身長196cm、体重145kgという大きな体とその優しげな笑顔で知られるマイケルは、ハリウッドで俳優として成功する以前に、ウィル・スミスやマーティン・ローレンス、ジェイミー・フォックス、LL・クール・J、ノトーリアス・B.I.G.らスターのボディーガードで身を立てていた。

今回のマイケルの突然の死を受けて多くのスターたちが追悼の意を示しており、中でも『グリーンマイル』で共演したトム・ハンクスは「ビッグ・マイクの突然の死にとても悲しい思いです。彼は『グリーンマイル』の撮影セットで見いだされた宝物のような存在でした。奇跡のような存在です。多くの人から愛される存在で、彼の死に我々は茫然自失となっています」とマイケルの死を悼んでいる。

(C)BANG Media International