ワコム東京オフィスで体験イベントは開催された

ワコムは12月5日、同社のタブレットに自由に触れることができる体験イベントを開催した。販売店の店頭などで展示されることの少ないモデルも含め、多くの機種にゆっくり触れて体験することができる貴重な機会となった。

会場となった同社東京オフィスには様々な製品が一堂に展示されていた。特に来場者の注目を集めていたのは、液晶タブレット「Cintiq」シリーズと「Intuos4」だ。イベントの参加者は、約9割がワコム製品のユーザー。新しい製品への買い換えを検討している人や、ペンタブレットの活用法をもっと学びたいと考えて訪れた人が多かったようだ。

21インチの大型液晶ペンタブレット「Cintiq 21uX」。ペンで触れたところに書くという、文字通り直感的な操作が可能

傾きを自在に変え、書きやすい角度に回転させることも

12インチの「Cintiq 12WX」は本体モニタとの連携が可能。全体のバランスを見ながら作業ができる

ワコムによると、同社のペンタブレットは壊れにくいという事もあり、これまで旧製品ユーザーの買い換えがなかなか進まなかったそうだが、Intuos4が発売されてから買い換える人が増えているという。Intuos4の登場は、既存のワコム製品ユーザーにとってもかなりインパクトがあったようだ。実際に触れてみると、"描いている"という質感が非常に心地よく感じられる。

読み取りサイズがほぼA4の「Intuos4」のLargeと、ほぼA5のMedium。オプションで様々なタイプのペンを利用できる

10月に発売された「Bamboo」シリーズも展示されていた。このシリーズは指で触れて操作できることが特徴。タブレット初心者でも違和感なく使え、マウス代わりに大きなタッチパッドとして利用することもできる。また、2本の指で触れるマルチタッチ機能では、「Photoshop」上で画像のズームイン/アウトや回転を行ったり、ブラウザのスクロールや進む/戻る操作等を行える。

コンパクトなサイズの「Bamboo Touch」。画面に触れているような感覚で操作できる

「Bamboo Fun」はペンとマルチタッチのデュアル入力対応。POPなデザインが目を引く

「Bamboo」シリーズはサイズやバンドルソフトの異なる様々なパッケージが用意されている

イベントでは、「Intuos4」と「Adobe Photoshop CS4」に触れて学べる画像加工のワークショップも開催(セミナーのレポートは近日掲載予定)。また、Bamboo Touchやintuos4オプションペンなどのプレゼントが当たる抽選会も行われた。

抽選には液晶タブレットを使用。ペンで色を消すとプレゼントの番号が現れるという仕組みだ

「Intuos4」と「Adobe Photoshop CS4」を活用したワークショップの模様