グレインフリー(穀物不使用)キャットフードで人気のおすすめ5選!

キャットフードに使われている穀物は、お肉やお魚に比べると消化・吸収率が劣ります。とはいえ、猫は穀物を全く消化できない訳ではありません。

ただ、愛猫により良いフードをあげたいという方が増えていて、肉食動物である猫の食性に近い、グレインフリー(穀物不使用)フードの人気が高まっています。

このページではグレインフリーキャットフードの選び方と、25種類のグレインフリーフードを比較したおすすめ商品をご紹介します。

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趣味=キャットフード比較
mana
物心ついた時から猫と暮らしてきました。1匹目は何度か尿路結石になりましたが、ケアフードを食べながら18歳まで長生きしてくれました。現在は2匹目(5歳)と暮らしています。先輩猫同様に長生きして欲しいので、口コミや評判の良いキャットフードを貢ぐのが趣味です!これまで試したフードの情報が、少しでもあなたのキャットフード選びのお役に立てれば嬉しいです。

グレインフリー(穀物不使用)キャットフードの3つの選び方

一言に「グレインフリー」と言っても、本来の目的から外れたフードもあります。そこで、まずはグレインフリーキャットフードの選び方をご紹介します。

たんぱく源(アレルゲン)の種類が少ないフードを選ぶ


もし、食物アレルギーの対策でグレインフリーのキャットフードを探しているなら、たんぱく源(アレルゲン)の種類をチェックしておきましょう。

チキンにアレルギーがある子は、アヒルや七面鳥にもアレルギー反応が出ることがあり、これを交差反応と言います。

アレルギー体質の子は複数の食材にアレルギーがあることが多いので、交差反応の無いたんぱく源であっても、注意が必要です。

使用量は少ないので肉や魚に比べて影響も少ないんですが、「乳製品」や「卵」もアレルゲンとなるので注意しましょう。

炭水化物の割合が40%以下のフードを選ぶ


キャットフードに含まれる炭水化物の割合は【100-たんぱく質-脂質-繊維質-灰分-水分】で、おおよその割合が分かります。

グレインフリー(穀物不使用)でも、芋類やタピオカなどをつなぎとして使うフードが多く、穀物を使っていないのに炭水化物が高めなフードがあります。

ですが健康な猫の場合、炭水化物はほとんど必要とせず、高くても40%までで低ければ低いほど良いと言われています。

40%以上の炭水化物は、消化機能の低下(下痢、嘔吐、鼓腸等)や高血糖を引き起こすと報告(Meyer&Kienzle1991)されています。

大豆の有無もチェック!


一言に「穀物」と言っても、国やメーカーによって「穀物」の範囲が異なり、大豆や豆類を使っていてもグレインフリーとしている場合もあります。

キャットフードでよく使われる豆類が「大豆」と「えんどう豆」ですが、えんどう豆は大豆の代替食としても使われます。

大豆にアレルギーが無ければ問題ありませんが、食物アレルギーの対策でグレインフリーを探している場合、大豆の有無もしっかりとチェックした方が良いでしょう。

そうでないと、もしアレルギー症状が出た時に「肉や魚が原因」なのか「大豆が原因」なのか分からなくなってしまいます。

アレルゲンの予想精度を上げるためにも、大豆を使っていないフードを選ぶと良いでしょう。

25種類のグレインフリーキャットフードを3つのポイントで徹底比較!

商品名 動物性たんぱく源 炭水化物の割合 大豆の有無
モグニャン 不明 41%
カナガン 2種類 26%
シンプリー 不明 25%
ジャガー 5種類 21%
レガリエ 不明 32%
グランツ(サーモン 成猫用) 2種類 28.5%
ピュリナワン(グレインフリー チキン) 2種類 28%
ナチュラルチョイス(穀物フリー アダルトダック) 2種類 26.5%
アカナ(パシフィカキャット) 6種類 22.5%
オリジン(キャット&キトゥン) 4種類 27%以下
ウェルネス(穀物不使用 室内猫用 1歳以上 サーモン) 3種類 28%
アーテミス(オソピュアグレインフリー サーモン&ガルバンゾー) 1種類 24.9%
アニモンダ(フォムファインステン デラックス グレインフリー) 不明 35.9%
メリック(グレインフリーチキン) 4種類 27.5%以下
ヤラー(グレインフリー) 2種類 33.5%
クプレラ(ホリスティックグレインフリーキャットフード) 不明 33%
レオナルド(ポートリーグレインフリー) 不明 29%
プロパック(アダルトキャット) 不明 27.5%
ロータス(グレインフリー フィッシュレシピ) 不明 29%
ナウフレッシュ(グレインフリーシニアキャット&ウェイトマネジメント) 5種類 34%
アディクション(サーモンブルー) 1種類 30%
go!(カーニボア グレインフリーチキンターキー+ダックキャット) 6種類 15.5%
ワイルドレシピ(チキン 成猫用) 不明 18%
アートゥー(チキン) 1種類 28%
ハロー 1歳以上の猫用 カロリーオフ 平飼いチキン グレインフリー 1種類 38%

「動物性たんぱく源」には「卵」「乳製品」も含めます。「〇〇オイル」についてはたんぱく質を含んでいても微量と考えられるので、対象外としています。

「白身魚」や「フィッシュフレーバー」など、魚の種類やたんぱく質を含むか分からない原材料を使っている場合は「不明」としています。

「たんぱく加水分解物」は元となる原材料が分からない場合が多いんですが、加水分解することでアレルギー反応を起こしにくくなるので不問としました。

次に、比較結果を元に食物アレルギーの対策で、おすすめのグレインフリーキャットフードをご紹介します。

猫の穀物アレルギー対策におすすめなグレインフリーキャットフード5選

おすすめキャットフードを決めた基準

「動物性たんぱく源」「炭水化物の割合」「動物性以外のアレルゲン」と「体重4kgの子に給餌量通りにあげた場合にかかる1日あたりの費用」も考慮しました。価格は全て税別表示になっています。

カナガンキャットフード

項目 詳細
動物性のアレルゲン チキン、卵
炭水化物の割合 26%
動物性以外のアレルゲン 0種類
価格(税込)
  • 通常:4,356円
  • 最安値:3,484円
1日あたりの費用(税込)
  • 通常:約152円
  • 最安値:約121円

カナガンキャットフードに含まれるアレルゲンは「チキン」と「卵」だけです。

炭水化物の割合も26%と低く、猫の食性に近い「高たんぱく&低炭水化物」なフードになっています。

グレインフリーでも使われることのある大豆も不使用で、定期購入することで1日あたりの費用も安く済みます。

魚系やラムを使ったフードでアレルギー症状のある子におすすめです。

グランツキャットフード(サーモン 成猫用)

項目 詳細
動物性のアレルゲン サーモン、チキン
炭水化物の割合 26%
動物性以外のアレルゲン 0種類
グレインフリーのその他の味
  • チキン(1歳以上)
  • チキン&サーモン(全年齢)
価格(税込)
  • 通常:4,290円
  • 最安値:3,432円
1日あたりの費用(税込)
  • 通常:約177円
  • 最安値:約141円

グランツキャットフード(サーモン 成猫用)に含まれるアレルゲンは「サーモン」と「チキン」だけです。

チキンの割合は7.22%(内5.22%は鶏脂)と低めで、動物性たんぱく源がチキンのみの成猫用フードもあります。

炭水化物の割合は28.5%で低炭水化物と言えます。定期購入を続けていくと割引率が上がるので、1日あたりの費用も抑えられます。

チキン味のたんぱく源は「チキン」だけです。500円で500g試せるので試しやすいのも嬉しいポイントです。

アートゥー キャットフード チキン グレインフリー

項目 詳細
動物性のアレルゲン チキン
炭水化物の割合 28%
動物性以外のアレルゲン 0種類
グレインフリーのその他の味
  • ダック
  • サーモン
価格(税込)
  • 913円/200g
  • 3,630円/1.0kg
  • 7,150円/3.0kg
  • ※2021年2月20日公式サイトにて確認
1日あたりの費用(税込)
  • 約181円/1.0kg
  • 約119円/3.0kg

アートゥーのチキンに含まれるアレルゲンは「チキン」のみです。他にダックとサーモン味もありますが、それぞれたんぱく源は1種類のみです。

炭水化物も28%と低めで、猫の食性に合ったフードと言えます。1頭飼いだと開封後の劣化が気になるので割高な1kgを購入することになります。

ですが、3kg入りのコスパが良いので、2頭以上飼育しているなら最も安くすみます。味も3種類と豊富なのも嬉しいポイントですね。

アーテミス オソピュアグレインフリー フィーライン サーモン&ガルバンゾー(猫用)

項目 詳細
動物性のアレルゲン サーモン
炭水化物の割合 24.9%
動物性以外のアレルゲン 0種類
価格(税込)
  • 2,656円/900g
  • 4,446円/1.8kg
  • 9,216円/4.5kg
  • ※2021年2月20日公式サイトにて確認
1日あたりの費用(税込)
  • 約170円/1.8kg
  • 約141円/4.5kg

アーテミスのオソピュアグレインフリー サーモン&ガルバンゾー(猫用)に含まれるアレルゲンは「サーモン」のみです。

炭水化物も24.9%と低く、値段以外の要素では最もおすすめです。

開封後の賞味期限を考えると、1頭だと1.8kgが妥当なサイズになります。ですがそれだと1日あたりの費用はやや高めです。

なので、1頭なら1.8kg、4.5kgなら多頭飼いでチキンやラムにアレルギーがある家庭におすすめです。

アディクション キャットフード サーモンブルー

項目 詳細
動物性のアレルゲン サーモン
炭水化物の割合 30%
動物性以外のアレルゲン 0種類
グレインフリーのその他の味
  • ビバ・ラ・ベニソン(鹿肉)
価格(税込)
  • 1,700円/454g
  • 4,158円/1.8kg
  • 16,500円/9.0kg
  • ※2021年2月20日Amazonにて確認
1日あたりの費用(税込)
  • 約150円/1.8kg
  • 約119円/9.0kg

アディクションのサーモンブルーに含まれるアレルゲンは「サーモン」のみです。

炭水化物は30%で5商品の中では高めですが、40%近いフードもあるので低い方と考えて良いでしょう。

開封後の賞味期限を考えると、1頭の場合は1.8kgを購入することになります。次に大きなサイズは9kg入りと多頭飼い向けのサイズになっています。

珍しい鹿肉のフードもあるので、チキンやラム・魚系がダメな子にもおすすめです。

グレインフリーキャットフードのメリット・デメリットは?

メリット
  • 穀物による食物アレルギーを避けられる
  • 植物性よりも消化・吸収率が良い動物性たんぱく質が豊富
  • 猫には必要性の低い炭水化物の割合が低いものが多い
  • 1粒あたりの栄養価が高い

グレインフリーキャットフードの主なメリットは上記のような内容が挙げられます。

一番大きなメリットとしては「穀物による食物アレルギーの対策になる」ということでしょう。

それから、穀物には一定数繊維質が含まれているので、穀物よりも動物性食材の方が消化・吸収に優れています。

ですが、繊維質もお通じを助けたり毛玉をウンチと一緒に出す手助けをしてくれるので、グレインフリーだとビートパルプやセルロースなどの繊維質を入れるフードもあります。

グレインフリーのフードは、消化・吸収率が高くて一粒あたりの栄養価が高いので、食欲の落ちるシニア猫やたくさん栄養が必要な子猫におすすめです。

デメリット
  • 穀物入りに比べて値段が高い
  • 炭水化物が多いフードもある
  • 「大豆」を使ったフードもある
  • 腎臓や尿路結石などトラブルに配慮したフードが少ない
  • 合わなくて下痢や軟便になることもある

デメリットとしては穀物を使わない分、つなぎにイモ類やタピオカ粉などを使う他、お肉の使用も増えるので穀物入りに比べて値段が上がります。

また、大豆をはじめとする豆類を使うかどうかは、国やメーカーによって考えが異なり、大豆を使ったグレインフリーフードもあります。

グレインフリーは猫の食性に近い食事にするのも目的の一つですが、なぜか炭水化物の割合が高いフードも紛れています。

肉食である猫のために作られたグレインフリーですが、デメリットもあるので穀物にアレルギーがある場合を除くと、グレインフリーでないといけない理由はありません。

グレインフリーのキャットフードがおすすめな子と注意が必要な子

  • 穀物にアレルギーがある
  • 偏食・小食な子
  • 沢山栄養を必要とする子猫
  • 食欲が落ちるシニア猫
  • 定期健診を受け腎臓に問題のない子

私の考えですが、グレインフリーは上記のような子におすすめです。穀物にアレルギーがある子はもちろんですが、栄養を沢山必要とする子におすすめです。

猫は11歳を過ぎるあたりから除脂肪体重(脂肪以外の皮膚・筋肉・骨の重さ)が減っていきます。これが原因で高いところへの上り下りが減っていきます。

こうなると運動不足による代謝の低下で、除脂肪体重の減少がさらに進みます。そのため、消化吸収が良くて高たんぱくなグレインフリーフードで、除脂肪体重の維持に期待します。

成猫用フードに比べて高齢猫用フード(特に11歳以上)に高たんぱくなフードが多いのも、こうした理由と考えられます。

ただ、注意点もあります。猫は高齢になるほど腎不全の確立が上がり、割合的には犬や人間に比べても多いと言われています。

腎臓が悪い子に高たんぱくなフードをあげると症状を悪化させることがあるので、高たんぱくなフードが多いグレインフリーはNGです。

また、腎不全の症状でも体重の減少があるので、体重が減ったからという理由で高たんぱくなフードに変えるのもNGとなります。

なので、高齢猫に高たんぱくなグレインフリーフードをあげる場合、定期健診を受け腎臓が健康である子に限りおすすめです。

グレインフリーキャットフードのまとめ

ここではグレインフリーキャットフードの選び方と、おすすめ商品をご紹介しました。

肉食の猫にとって穀物を使わないグレインフリーは、猫の食性に近い理想的なフードのように思えます。

ですが、グレインフリーのケアフードや療法食は少なく、トラブルを抱えた子にはデメリットになることもあります。

メリットとデメリットをしっかりと把握して、愛猫に合ったフードを選んであげて下さい。

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