なんだか自信が無い女性たち。本当に必要なのはセルフラブ? 自分を愛する方法を考える特集が始まります
仕事に、プライベートに……息をつく暇もないほど、働く女性は忙しい。自分らしさが声高に叫ばれる一方で常に「もっと自分を高めなきゃ」「周りに置いていかれないようにしなきゃ」という焦りも……。そんな今、本当に必要なのは他の誰でもない、自分を知り、向き合い、そして愛すること。自分が本当に求めているものは何なのか? 自分を満たす方法とは? さまざまな視点から一緒に考えていきましょう。
最近、こんなことがありました。ある金曜日。いつもはコンビニでランチを済ませるけれど、その日はスケジュールにも余裕があったし、週末だからたまには外へ食べに行こうと思って、ちょうど気になっていた定食屋さんのことを思い出したんです。
で、お店に行ったらちょうど一人分の席が空いていて、ラッキー! とわくわくして店内に入りました。
何を食べようかな、この前は外の看板に出ていたランチメニューのどんぶりがおいしそうだったからそれにしようかな……なんてわくわくしながらメニューを見たら、前に見かけたときからランチがリニューアルしていたみたいで。どれもなんだか今の気分にハマらない。
でも席に着いちゃったし、今から「やっぱりやめます」なんて出るのは迷惑? これから新しいお店探すのも面倒……結局、「ちょっと違うんだよな……」と感じるメニューを頼んで、出てきたものはちゃんとおいしかったのですが、うーん、これで1,300円かあ。
せっかくずっと気になっていたお店に入れたのに、なんだかすっきりしないランチになってしまいました。
え、なんの話って? 話のオチが見えなくてごめんなさい。この後、SNSで「痩せてる子のランチ♡(ちっっさいサラダボウルの写真)」「お一人様のランチ代は無駄。その分を投資に回してジュエリー買いました」なーんて投稿を見て「今日の私のランチって……」と、落ち込むところまでが私のお昼休みだったという話です。
ちょっとこの日は最悪すぎるコンボが決まってしまいましたが、似たような経験、あなたにもありませんか?
大げさなようですが、人生って本当に毎秒が選択の連続です。メニューを見て「ちょっと違う」と思ったとき、変に考えすぎずにお店を出る決断ができたなら。その前に、なんとなくで行き先を決めずにちゃんと調べてから外に出ていれば。そもそも、週末だからってなんとなく外で食べたいな~という気持ちがそこまで本気だったのか、一度考え直していれば……その時々の自分の選択に自信を持っていられたらな、なんて思うことばかりです。
たかがランチでそこまで考えなくても? いえいえ、ランチに限った話ではありません。公共交通機関に乗れば車内広告が、スマホを見ればアプリ内広告が……周りを見渡すと、私たちの周りはいつでも「これをしましょう!」「こうでなきゃ、ヤバい(汗)」そんなキャッチコピーにあふれていて、常に何かしなくちゃ、変わらなきゃと焦らせてきます。
私が本当にしたいことって? 自分のこと、意外と知らないかもしれない
私たちがなんとなく「こうしたい」「こうしなきゃ」と思っていることって、本当に私たち自身の意志なのでしょうか。日々に変化をつけるのが良い、常に上を目指すべき……本当にそうなのでしょうか。
仕事に、プライベートにいつも忙しい現代の私たち。24時間365日、誰かとつながることができ、娯楽にもあふれた今の時代で、時間もお金も自分の意志で使い方を決め、心から納得できていることってどれくらいあるのでしょう。
なんとなく自分に自信が無い。誰かと同じじゃないと不安。将来がこわい――簡単にぐらつく足元を固め、安心して日々を過ごせるようになるには、まず自分のことをもっと知る必要がありそうです。
きっと、今の時代に本当に必要なのは、周りを追いかけることではなく、他の誰でもない自分と向き合うこと。自分を知って、自分が本当に望むことを認識し、望む方向に自分を育てていければ――その過程とその先にあるものが自分を愛するということなのかもしれません。
これから始まる特集「Love myself~私を知る、育む、愛する~」は、自分にちょっぴり自信が無いマイナビウーマン編集部員のリアルな思いからスタートしました。だからこそ、この特集では以下のことをみなさんにお約束します。
ひとつ、あなたに「○○しなさい」「○○でないとダメ」と強制やダメ出しをしません。
ふたつ、あなたが今の自分を変えたいと望むなら、がんばれー! と全力で応援します。
みっつ、あなたが今のままの自分を愛したいなら、それもすてき! と全力で応援します。
この特集では、自分と向き合う方法や自分を知るためのメソッド、自分を育み、愛する方法を実践する人たちなど、セルフラブのさまざまな道筋や在り方を紹介していきます。いいな、と思うものもあれば、自分にはハマらないなと感じるもの、両方あると思います。自分にフィットするものだけを読んでももちろん構いません。
記事を読んだ感想や、もっとこういうことが知りたい! といった要望はぜひ教えていたければうれしいです。マイナビウーマン編集部と一緒に、今の時代のセルフラブについて考えていきませんか。
(イラスト:のがみもゆこ、文:マイナビウーマン編集部)
※画像はイメージです。
※この記事は2025年05月16日に公開されたものです