新社会人の男性は「仕事より恋愛を優先」 ペアーズ「本音マッチ」の回答結果から見えた、新社会人の恋愛の本音
恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営するエウレカは、金銭感覚や家族観など、プロフィールには書きづらい本音の条件や価値観でマッチングできる機能「本音マッチ」において、新社会人を中心にユーザーの回答結果を集計し、公開しました。
「本音マッチ」は、16の質問から自分が重視する項目を最大3つ選び、相手には公開されない二択の“本音の回答”をもとに、相性の良い相手を提案するペアーズ独自の機能です。
今回、ペアーズユーザーが選択した本音の回答を、新社会人(専門学校・短期大学を卒業する20歳、大学卒業の22歳、大学院卒業の24歳)と、一定の社会経験を持つ30歳の男女別に集計した結果、それぞれの恋愛に対する価値観の違いが明らかになりました。
恋愛の優先度:新社会人の男性は、仕事より恋愛を優先する傾向
「恋愛の優先順位は…」という質問において、「仕事より高い」と答えた割合は、20歳男性で65.8%、22歳男性で59.9%、24歳男性で57.8%となり、新社会人の年齢層が上位3位を占め、平均で60.0%に達しました。 一方、女性は全年齢で「仕事より低い」とする割合が50%を超えており、男女間で10ポイント以上の差が見られました。
男性は年齢が上がるにつれて「仕事より低い」を選ぶ傾向がありますが、新社会人の男性は女性よりも恋愛への関心が高い傾向にあるといえる、とのことです。
恋愛の主導権:新社会人の男性は「相手に委ねたい」
「二人で一緒にいる時の決断は…」という質問では、「相手に委ねたい」と答えた割合が、20歳男性で56.6%、22歳男性で50.1%と、いずれも過半数を超えました。 一方、30歳男性では33.7%にとどまっており、新社会人の男性は女性に主導権を委ねたい意向が強いと見られます。
女性は「相手に委ねたい」とする回答が、新社会人で平均88.9%、30歳でも86.3%と高く、男性に主導権を求める傾向は年齢にかかわらず一貫しています。
財布の共有:新社会人の女性は「お財布は別々」を希望
「お金の使い方は…」という質問に対し、「お財布は別々。自立していたい」と答えた新社会人女性の割合は平均73.9%、30歳女性では54.4%でした。恋愛の主導権とは異なり、財布の共有に関するテーマでは世代間での価値観の違いがより顕著です。
男性の場合、20歳では78.5%、30歳では85.8%と、年齢が上がるにつれて自立志向が強まる傾向が見られました。
一方、女性は年齢が上がるにつれて「お財布はひとつ。ちゃんと話し合いたい」と答える割合が増えており、男性とは逆の価値観の変化が特徴的です。
お互いの人付き合い:相手の友人とは距離を、家族とは親密に
「お互いの友人との関係は…」という質問で「二人の時間と、友達の時間は分けたい」と答えた割合は、新社会人男性で60.1%、女性で54.1%と、いずれも30歳と比べて10ポイント前後高くなりました。
また、「お互いの両親や家族とは…」という質問に対して「ある程度の距離を置きたい」と答えた割合は、新社会人男性で19.0%、女性で36.7%であり、30歳よりも低く、若年層の方が家族との関係に親密さを求める傾向が見られました。
これらの傾向は、ペアーズが先行公開した新成人に関する考察と一致している、とのことです。
重視する価値観ランキング:新社会人は「異性の友達の許容度」、30歳は「子どもの必要性」が上位で入れ替わる
「本音マッチ」では、16の質問から重視する項目を最大3つ選ぶ形式になっています。
新社会人と30歳、それぞれの男女別における回答数の多かった質問をランキング形式でまとめたところ、すべての属性で「連絡の頻度」が1位となりました。これは、連絡の頻度が合わない相手との関係構築が難しいという認識が、広く共有されていることを示しています。
男女共通で上位に入ったのは「スキンシップの頻度」で、男性では2位、女性では3位にランクインしました。
また、「趣味の共有」や「記念日の扱い」、「日常生活での金銭感覚」、「二人の会話での役割」なども、それぞれの年齢層で上位に入り、恋愛における価値観が多様化している様子がうかがえます。
注目すべき世代間の違いとしては、「異性の友達の許容度」と「子どもの必要性」の順位が挙げられます。 新社会人では「異性の友達の許容度」が男性で5位、女性で2位となった一方、30歳では「子どもの必要性」が男性で3位、女性で2位にランクインしました。若年層は友人関係との距離感を重視する一方で、30歳では子どもの有無という将来のライフプランに関連する価値観が重視されていることが分かります。
このように、重視する価値観は年齢や性別によって明確な傾向が見られ、マッチングにおいて有効な参考情報となる可能性があると、レポートはまとめています。
集計データ概要
集計対象:ペアーズ「本音マッチ」を利用したユーザーの回答データ
集計期間:2024年4月25日〜2025年3月12日
※この記事は2025年03月28日に公開されたものです