すぐイライラする人の特徴とは? 付き合い方も解説

すぐイライラする人はなぜそのような性格なのでしょうか? 背景にある心理や共通する特徴、上手な付き合い方について、元会社員のコラムニスト・みくまゆたんさんが実体験を交えながら解説。また、自分がイライラする時の対処法も紹介します。

いつもカリカリしていて、怒りっぽい人っていますよね。

そういう人って、基本的にいつも機嫌が悪そうで、ちょっとしたことでイライラと怒ってしまいがち。そんな態度では、やがて人も離れていってしまうでしょう。

では、怒りっぽくてすぐにイライラする人には、どのような特徴があるのでしょうか?

今回は、すぐイライラする人の心理や特徴、付き合い方について解説。また、自分がイライラする時の対処法も紹介します。

すぐイライラする人の心理

人がすぐイライラする背景には、どのような心理が隠れているのでしょうか。

(1)自分の思い通りじゃないと気が済まない

これは筆者の話になりますが、イライラしがちな時は、「自分の思い通りじゃないと許せない!」というわがままな気持ちになっている傾向があります。

おそらく、自分の思い通りに人が動いてくれなかったり、思い描いたように人生が進まないと感じたりするからイライラしてしまうのでしょう。

そもそも世の中は、誰か1人を中心に回っているわけではありません。自分の思い通りにならないと気が済まない人は、「うまくいかないものは仕方ない」と諦めましょう。

(2)心に余裕がない

心に余裕がない人は、つい周りにイライラをぶつけてしまいがち。

このような人は、自分の能力以上に目標を高く掲げており、うまくいかないがゆえに心の余裕がなくなっているケースが見受けられます。

このような人は、ちょっと手を伸ばせばできるような目標を作って、少しずつかなえていくと、自分に自信がついて心に余裕が生まれるようになりますよ。

すぐイライラする人の特徴

ここからは、すぐイライラする人の特徴を紹介します。

(1)器が小さい

すぐイライラする人は、ささいなことでも気に入らないとすぐカッとなります。

器の小さい人は、自分が正しいと思えるものしか受け入れない傾向があるので、視野が狭くなってしまいがち。逆に、器の大きな人は、多少のことなら「まぁいいか」と受け入れるので、めったに怒りません。

ちょっとしたことならば、大目に見る気持ちも大切です。

(2)視野が狭い

視野を広く持つには、心の余裕が必要。しかし、前述したようにすぐイライラする人は心の余裕がありません。

そのため視野が狭くなっており、「~しなければならない」「~じゃないとダメだ」というように思考が凝り固まり、自分を追い込んでしまいがち。

そのせいでさらにイライラするという負のループにはまってしまいます。

(3)人の意見を聞かない

イライラしている時に人の話へ耳を傾けるのはなかなか難しいもの。そのため、いつもイライラしてばかりだと、なかなか人の意見を聞く余裕が生まれません。

すぐイライラする人は「話し掛けるな」というオーラを出したり相手の話をさえぎったりするため、周りから「怖い人」と思われている傾向にあります。

▶次のページでは、すぐイライラする人との付き合い方を紹介します。

すぐイライラする人との付き合い方

では、すぐイライラする人とはどう付き合えば良いのでしょうか。

(1)適度に距離を置く

一番無難なのは、適度に距離を置くこと。「触らぬ神に祟りなし」というように、イライラしている人と関わらなければ怒られたりつらく当たられたりすることもありません。

職場などでどうしても関わる必要がある相手の場合も、会話は必要最低限にとどめ、対面で怒られないようメールなどでやりとりするなどできることはあります。

(2)相手が怒るポイントを押さえておく

すぐイライラする人が持つ怒りの地雷を踏まないよう、相手がどんなシチュエーションでどんなことをされると怒るのか押さえておくのも有効です。

また、「イライラしている時でも○○さんの言うことは聞く」などの攻略法も見つけられると、さらに接しやすくなるでしょう。

(3)味方をつくっておく

特に職場などですぐイライラする人と付き合う必要がある場合、自分の味方になってくれる人をつくっておくと安心です。

上司などに相談するなどして味方をつくっておけば、相手の機嫌を損ねて攻撃された時に守ってもらえるかもしれません。また「周囲は理解してくれている」と思えるだけでもだいぶ楽です。

▶次のページでは、自分がイライラする時の対処法について解説します。

自分がイライラする時の対処法

最後に、自分がイライラした時の対処法を紹介します。

(1)ゆっくり休む

心の余裕がないと、イライラしてしまいがち。最近、忙しかったり寝不足だったりしませんか?

思い当たる節があるなら一度ゆっくり休みましょう。思い切って休みを取り、1人でゆったり過ごすのもおすすめ。

こうして気分をリフレッシュできれば、イライラしやすい気持ちも落ち着くはずです。

(2)自然を感じてリラックスする

自然を感じてリラックスするのもおすすめです。

特に職場などでイライラした時は、ちょっと屋上へ出てみたり、コンビニへ行く過程で樹木を眺めてみたりするだけで気持ちがイライラの対象から離れていくのを感じられるはず。

時間がある時は自然に囲まれた公園や海などへ出かけて、ただぼーっとしてみるのも良いでしょう。

(3)自分に非がないか分析する

カッとなると、つい「相手が悪い」と感じてさらにイライラが募りがち。そうなる前に、一度「自分にも非がなかったか?」と分析してみましょう。

例えば部下がミスをした時。「もっとこういうふうに教えれば良かったのでは?」と考えると、イライラよりも改善点にフォーカスできるので、物事を建設的に進められます。

心に余裕を持てばイライラも軽減されるはず

筆者の経験から見ると、怒りっぽい人は、どこか自己中で思い込みが激しく、自分の思い通りにならないと気が済まないという性質が多いです。

そもそも、イライラしてしまうのは、心に余裕がなくて器が小さくなっているからこそ。

心に余裕を持つためにも、「うまくいかないものは仕方ない」という考えを持ちましょう。あとは、規則正しい生活をして、ぐっすり眠ることも大切ですよ。

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(みくまゆたん)

※画像はイメージです

※この記事は2020年12月06日に公開されたものです

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