えええ、ポジティブにやってたの!? 江戸時代の女性のアルバイトの王道は「売春」だった
現在の日本では女性が肉食化し、恋愛にも性にも男性以上に大胆になったとされていますが、江戸時代の素人女性たちの生態は、さらに奔放かつ肉食的だったのです。
そもそも江戸時代の女性は愛や性をお金に換えることに、ためらいが少なかったのかもしれません。江戸時代の女性は全体の一割か、あるいはそれ以上の割合で、売春産業に関係があったともいわれますが、もちろん、現代とくらべ、女性にも開かれた仕事がそれだけ少なかったということも忘れてはいけませんが。
当時の売春産業の広がりは驚くべきものでした。いわゆる玄人=プロの女であるという側面を最大限に出しているのが、吉原などの高級遊女です。その対極ともいえる存在は、その名も、「しろうと(白人)」と呼ばれる娼婦たちでした。幕府から営業を認められていない、非公認の私娼全般を「白人」と呼ぶこともありましたが、今回、ご紹介するのは、玄人になりたくてなれなかった、しかし売春業につくことを諦められなかった……という女性たちのお話です。
※この記事は2015年07月11日に公開されたものです