TECH+フォーラム リスクマネジメント 2025 Nov “その時”に動けるレジリエントな組織づくり 〜想定外のトラブルにどう備える? 〜

近年、企業を取り巻くリスク環境はますます複雑化・多様化しています。
地政学的緊張、経済安全保障、サプライチェーンの混乱、サイバー攻撃、自然災害といった外的リスクに加え、情報漏洩やコンプライアンス違反などの社内不祥事も増加しており、企業の信頼性と持続可能性を脅かす深刻な要因となっています。

そのため、企業にはビジネスの安定性を高め、ステークホルダーからの信頼を 確保するために、“その時”に迅速かつ的確に対応できるレジリエンス(回復力)を備えた、全社的なリスクマネジメント体制の構築が求められています。 こうした体制は、企業価値を守るだけでなく、持続的な成長と競争力の強化につながる原動力となります。

本フォーラムでは、マネジメントとテクノロジーの両面から、企業のリスク耐性を高めるための知見と実践的なアプローチを提供します。経営層から実務担当者まで、役割に応じた学びを通じて、参加企業がより強靭で信頼される組織へと進化するための一助となることを目指します。

プログラムProgram

DAY111.6マネジメント編
13:00-13:40

DAY111.6マネジメント編13:00-13:40

A-1基調対談AIガバナンスとレジリエンス経営

『リスク耐性を高めるマネジメント』をテーマに、
・企業にとってのAIとそのリスク対応
・進化するAIと経営の変化
・AIにおける日本の立場(広島AIプロセスなど)
・より良い社会のためのAIへのアプローチ 等
について議論をする。

株式会社経営共創基盤取締役マネージングディレクター
IGPIグループ共同経営者
塩野 誠 氏

【プロフィール】
IGPIグループ 共同経営者CLO
経営共創基盤 取締役マネージングディレクター
内閣府知的財産戦略本部 構想委員会委員
国際協力銀行スタートアップ投資委員会委員
元・人工知能学会倫理委員会委員
テクノロジー領域を中心に20年以上の投資、コンサルティング経験を有す。
慶応義塾大学法学部卒、ワシントン大学ロースクール法学修士

スマートガバナンス株式会社
代表取締役CEO
京都大学
大学院法学研究科 特任教授
羽深 宏樹 氏

【プロフィール】
日本・ニューヨーク州弁護士。東京大学法学部・同法科大学院、スタンフォード大学ロースクール(フルブライト奨学生)卒。
世界経済フォーラムによって「公共部門を変革する世界で最も影響力のある50人」に選出。主著に『AIガバナンス入門』(ハヤカワ新書)。

13:50-14:20

DAY111.6マネジメント編13:50-14:20

A-2平時から有事へ ― レジリエントなセキュリティ体制の構築と強化の実践

サイバー攻撃や情報漏洩といった脅威は、発生してから備えるのでは遅すぎます。平時からどのように組織の体制を整え、有事の際に迅速かつ的確に動ける仕組みを構築するかが、サイバー攻撃対策強化への鍵となります。 本セッションでは、Cybereasonが顧客へ提供する価値を通じ、通常時と有事の体制づくりについてご紹介します。また、インシデント発生時にスムーズに対応できることが、事業継続や企業の信頼性を守るうえでいかに重要かについても解説します。

サイバーリーズン合同会社セールスエンジニアリング本部 プリセールス1部
シニア・セールスエンジニア
福田 和広 氏

【プロフィール】
国内のSIerや外資系IT企業にて、プロフェッショナルサービスエンジニア、システムエンジニアとして活動。主にEnd User Computing領域を中心に、中小企業から大手製造業まで幅広い顧客に対し、設計・提案を担当してきた。現在はこれまでに培った知識と経験を活かし、顧客の事業継続性を支えるセキュリティ強化に向けた提案活動に従事している。

14:30-15:00

DAY111.6マネジメント編14:30-15:00

A-3統合的リスク管理で未来を守る:持続可能な企業運営への挑戦

予測不能な災害や環境変化が頻発する中、多くの企業がリスク管理の限界に直面しています。従来の手法では、重大なインシデント後に事業継続が困難になるケースも少なくありません。本講演では、統合的・全社的なリスク管理を通じて、持続可能なオペレーション改善とパフォーマンス向上を実現するための実践的アプローチを紹介します。

DSS サステナブル・ソリューションズ・ジャパン合同会社代表黒川 浩幸 氏

【プロフィール】
1995年にエム・イー・エム・シー株式会社に入社、半導体材料の製造技術、生産、新規製品の研究開発やプロセス技術設備導入、新規製品開発、初期製品開発に従事する。2005年にデュポン株式会社に入社、パフォーマンスポリマー事業部にてエンジニアリングポリマー樹脂製造の製造技術、品質担当を経験、同部 オペレーションマネージャー、アジア太平地域品質マネージャーを務める。2015年よりデュポン・スペシャルティ・プロダクツ株式会社 サステナブルソリューションズ事業部にてシニアコンサルタント、同部事業部長を務め、デュポンより2019年に分離・独立した会社であるDSS サステナブル・ソリューションズ・ジャパン合同会社にて、会社設立以来代表を務める。

15:50-16:30

DAY111.6マネジメント編15:50-16:30

A-5特別講演地経学時代のレジリエンス

トランプ関税や中国の輸出規制など、国際社会はこれまでのような自由貿易のルールに基づく取引ではなく、ルールを無視した地経学的パワーのせめぎ合いの状況にある。この状況を理解し、その中でどのようなリスクが生じているのかを理解することしか、レジリエンスを高める方法はない。本講演では、そのリスクのプロファイルを明らかにし、その備えについて議論する

東京大学公共政策大学院
教授
国際文化会館地経学研究所
所長
鈴木 一人 氏

【プロフィール】
1970年生まれ。英国サセックス大学ヨ-ロッパ研究所現代ヨーロッパ研究専攻博士課程修了。筑波大学国際総合学類、北海道大学公共政策大学院を経てプリンストン大学国際地域研究所客員研究員。2013年から2015年まで国連安保理イラン制裁専門家パネル委員。2020年から東京大学公共政策大学院教授、2022年から地経学研究所長。

DAY211.7テクニカル編
13:00-13:40

DAY211.7テクニカル編13:00-13:40

B-1基調講演事業継続できる組織、できない組織――レジリエンス設計のエッセンス

サイバー攻撃が行われても被害が起きる組織と起きない組織では差がある。本講演では実際のインシデント事例をもとに「止めない・止まらない・止めても直せる」組織づくりの鍵となるレジリエンス設計のエッセンスを解説します。

GOFU株式会社
代表取締役
一般社団法人ソフトウェア協会
副会長
萩原 健太 氏

【プロフィール】
公共政策学修士(法政大学大学院)。CSIRTやPSIRT構築、教育など組織的セキュリティに従事。産業界での活動に加え、医療分野にも業界として関与し、組織のレジリエンス強化を推進している。

13:50-14:20

DAY211.7テクニカル編13:50-14:20

B-2フィッシングの攻撃の増加、高度化から見るSSO・MFAの見直し ~パスワードレス認証導入のすすめ~

2025年に入ってからもフィッシング攻撃が増加しています。フィッシング対策協議会が出しているレポートより2025年に入ってからのフィッシング報告件数の最大値は250,000となっており2024年の最大値である178,000のおよそ1.4倍となっています。今後もフィッシング攻撃が増加すると予想され会社の秘匿すべき情報は常に攻撃者から狙われています。 また、PhaaS(Phishing as a Service)の発展により単純なフィッシング攻撃だけでなく高度なフィッシング攻撃"AitM攻撃(Adversary in the middle)"も観測され始めています。従来の認証・認可の技術では防ぐことが難しくIDaaSの導入のみでは安全とは言い切れません。 本講演では、三井情報が2025年から取り扱いを始めた"Beyond Identity"という製品を通してSSO・MFAをよりセキュアにという観点でパスワードレス認証、Passkeysについてお話しします。

三井情報株式会社ソリューション第二技術本部インフラ第一技術部第二技術室
プリセールスSE
星野 幸哉 氏

【プロフィール】
2020年よりネットワーク業域を中心にUTM、ロードバランサーなどのオンプレミスセキュリティのプリセールス活動に従事。エンタープライズのみならず行政、金融などの多数のプロジェクトを担当。 2024年からCDN/WAF、SASE、IDaaSのプリセールス活動に従事、拡販に向けた社内勉強会や社外発信活動に関しても積極的に取り組んでいる。

15:50-16:30

DAY211.7テクニカル編15:50-16:30

B-5特別講演責任あるAI実装のために〜AIリスクとガバナンスをめぐる現状と展望

AI技術をめぐっては、技術と社会環境の両面での不確実性が高まっています。本講演では、こうした環境下で組織がAIのリスクに対処し、ステークホルダーとの間で信頼を築くための方法論、「AIガバナンス」について解説します。
具体的には、AIリスクの全体像と事例、組織のAIガバナンス構築のポイントと課題等をカバーします。

一般社団法人AIガバナンス協会業務執行理事佐久間 弘明 氏

【プロフィール】
経済産業省、Bain & Co、Robust Intelligenceを経て現職。組織のテクノロジーガバナンス構築支援、AI脅威インテリジェンス支援の実績を多く持つ。内閣官房デジタル行財政改革会議事務局政策参与なども務める。社会学の視点でAIリスクをめぐる言説の研究にも取り組む。修士(社会情報学)

開催概要Overview

イベントタイトル
TECH+フォーラム リスクマネジメント 2025 Nov
“その時”に動けるレジリエントな組織づくり
〜想定外のトラブルにどう備える? 〜
開催日程
2025年11月6日(木),11月7日(金)
開催場所
webセミナー
申込締切
2025年 11月 7日(金)16:30 まで
参加費用
無料
キャンペーン
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株式会社マイナビ TECH+セミナー運営事務局
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株式会社マイナビ TECH+セミナー運営事務局
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